【2027年受験対策】北海道教員採用試験の合格完全ガイド

北海道教員採用試験は選考区分が多く、受検する校種やこれまでの経験によって、必要な試験内容や対策が変わります。

この記事では、2027年実施(令和10年度採用)を受験する方向けに、日程、募集区分、受験資格、試験内容を一つに整理しました。

最後まで読むと、自分が利用できる選考、受ける検査、今から優先する対策がわかります。実施要領の公表前に、準備できることから始めましょう。

2027年実施を受験する方へ

この記事の日程、採用予定数、受験資格、試験内容は、2026年実施の北海道採用希望者向け実施要領を参考にしています。2027年実施の内容は、実施要領の公表後に更新します。

2027年実施 実施要領は未発表 公表後に正式情報へ更新
第1次検査 教養+専門 2026年実施の基本構成
第2次検査 指導法+面接 一部教科は実技あり
この記事の基準 2026年実施 北海道採用希望者向け

この記事でわかること

  • 北海道教員採用試験の実施日程
  • 募集校種・教科と採用予定数
  • 受験資格と主な選考区分
  • 第1次・第2次検査の内容
  • 過去問の入手方法と対策の進め方
目次

まず読んでおきたい北海道の試験情報

試験の全体像を確認したら、自分に必要な記事へ進みましょう。倍率、過去問、面接は別の記事で詳しく解説しています。

倍率 RELATED北海道教員採用試験の倍率 問題 RELATED北海道教員採用試験の過去問 面接 RELATED北海道教員採用試験の面接対策

北海道教員採用試験の日程

参考として、2026年実施では4月に出願し、第1次検査を6月14日、第2次検査を7月31日から8月2日に行いました。

前年参考2026年実施の日程

4/6〜30
出願

Webエントリーと書類郵送の両方を行います。

6/4ごろ
受検票

登録したメールアドレスへ送付されます。

6/14
第1次検査

教養検査と専門検査を実施します。

7/17
第1次結果

北海道教育委員会の公式サイトで公表されます。

7/31〜8/2
第2次検査

指定された日程で、原則2日間受検します。

9/25
最終結果

採用候補者名簿の登録者が公表されます。

POINT

2026年実施では、第1次検査の合格発表から第2次検査まで約2週間でした。筆記試験の終了後に面接対策を始める予定では、準備時間が限られます。

日程 RELATED全国の教員採用試験の日程

北海道教員採用試験の募集校種・教科

2026年実施では、小学校400人程度、中学校330人程度、高等学校316人程度を募集しました。

以下は、北海道採用希望者の一般選考における採用予定数です。札幌市採用希望者の募集内容ではありません。

小学校400人程度
中学校330人程度
高等学校316人程度
特別支援122人程度
養護教諭60人程度
栄養教諭10人程度

2026年実施・北海道採用希望者の参考値

受検区分
募集教科・部門
2026年実施
2027年実施
小学校教諭
小学校
400人程度
未発表
中学校教諭
国語・社会・数学・理科・音楽・美術・保健体育・技術・家庭・英語
330人程度
未発表
高等学校教諭
国語・地理歴史・公民・数学・理科・保健体育・音楽・英語・家庭・情報・農業・工業・商業・水産・看護・福祉
316人程度
未発表
特別支援学校教諭
小学部・中学部・高等部・自立活動
122人程度
未発表
養護教諭
養護
60人程度
未発表
栄養教諭
栄養
10人程度
未発表
NOTE

特別支援学校は、小学部40人程度、中学部40人程度、高等部40人程度、自立活動(肢体不自由)2人程度の合計です。幼稚部は小学部の登録者から採用します。

地域枠

2026年実施では、日高、留萌、宗谷、オホーツク、根室の5管内を対象に地域枠を設けました。

対象は小学校と中学校の国語・社会・数学・理科・英語です。採用1年目から、出願時に希望した管内で勤務する制度でした。

出願時に地域教育への意欲や志望動機をまとめたレポートを提出すると、第1次検査の教養検査が免除されました。

地域枠の参考情報

採用予定数は、小学校15人程度、中学校は対象教科ごとに2〜3人程度でした。人数は一般選考の採用予定数に含まれます。

北海道教員採用試験の受験資格

2026年実施の一般選考では、年齢、欠格事項、教員免許状などの条件を満たす必要がありました。

年齢

1965年4月2日以降に生まれた人

教員免許状

受検区分・教科に対応する普通免許状

取得見込み

2027年3月31日までの取得見込みを含む

欠格事項

地方公務員法・学校教育法の欠格事項に該当しない

採用条件

特定性犯罪事実該当者ではない

年齢・期限に注意

上記の生年月日と免許状取得期限は、2026年実施の条件です。2027年実施では基準日が変わる可能性があるため、そのまま当てはめないでください。

受検区分ごとに必要な免許状

受検区分
必要な免許状
追加条件
参考年度
小学校
小学校教諭
なし
2026年実施
中学校
受検教科の中学校教諭
なし
2026年実施
高等学校
受検教科の高等学校教諭
情報は別教科の高校免許も必要
2026年実施
特別支援学校
特別支援学校と担当学部に対応する免許状
自立活動は指定領域の免許状
2026年実施
養護教諭
養護教諭
なし
2026年実施
栄養教諭
栄養教諭
なし
2026年実施

社会人、アスリート、ALTなどの特別選考は、教員免許状がなくても受検できる場合があります。合格後に特別免許状の取得などが必要です。

北海道教員採用試験の選考区分

北海道は、勤務経験や資格を生かせる選考区分が多い自治体です。一般選考だけで決めず、免除される検査まで確認しましょう。

一般選考

共通の受験資格を満たす人が対象です。第1次の教養検査・専門検査、第2次の適性検査・教科等指導法検査・面接検査などで選考します。

主な特別選考

教職経験

学校での経験を生かす

  • 現職教員道外などで正規教員として勤務
  • 期限付教員北海道内の公立学校で勤務
  • キャリア・リターン北海道の正規教員を退職
  • 教職大学院修了者修了者・修了予定者
経験・資格

専門分野の経験を生かす

  • 社会人博士号や対象分野の実務経験
  • セカンドキャリア民間企業などでの勤務経験
  • ALT北海道内でのALT勤務経験
  • アスリート・スポーツ・芸術全国・国際規模での実績
免許取得

新しい校種へ進む

  • 小学校教諭特別選考中高または幼稚園免許を所有
  • 免許状非取得者向け区分合格後に免許状などを取得
受検上の配慮

障がい者特別選考

対象となる手帳等を持つ人が対象です。申出により、受検上の配慮や一部検査の免除を受けられる場合があります。

このほか、過去の登録辞退者等を対象とした区分もあります。対象者、必要年数、免除内容は区分ごとに異なります。

大学3年生等を対象とした選考

2026年実施では、大学・大学院・短大・専門学校の最終年次の1年前にいる人を対象に、教養検査を行いました。

一定の基準を満たした人は、2027年実施の第1次検査で教養検査が免除されます。専門検査を受けるための出願手続は、改めて必要です。

補足

2026年にこの選考を受けていない人や、不合格だった人も、受験資格を満たせば2027年実施の本選考に出願できます。

北海道教員採用試験の試験内容

2026年実施では、第1次検査で筆記、第2次検査で人物面と指導力を確認しました。一般選考の基本的な構成は次のとおりです。

STEP 1

第1次検査

知識を確認する筆記検査

教養検査60分・40点一般教養+教職教養
専門検査Ⅰ60分・100点校種・教科の専門知識
専門検査Ⅱ40分・100点特別支援学校のみ
STEP 2

第2次検査

人物面と指導力を確認

適性検査30分質問紙による性格検査
教科等指導法60分・記述式校種・教科別の指導法
面接検査Ⅰ・Ⅱ個別指定使命感や倫理観など
実技検査対象教科のみ保健体育・音楽・英語
NOTE

選考区分によって、検査の免除や論文検査への変更があります。上の表は一般選考の基本形として確認してください。

第1次検査

教養検査(一般・教職)

一般教養は自然科学・社会科学・人文科学、教職教養は教育法規・教育原理・教育心理・道徳教育などから出題されます。

2026年実施では60分、40点満点のマークシート式でした。出題範囲が広いため、過去問で頻出分野を確認してから勉強を始めましょう。

専門検査Ⅰ・Ⅱ

専門検査Ⅰでは、受検する校種・教科の専門知識と学習指導要領への理解が問われます。2026年実施は60分、100点満点でした。

特別支援学校教諭は、40分・100点の専門検査Ⅱも受けます。特別支援教育全般の基礎知識が出題範囲です。

POINT

一般選考の第1次は、教養40点に対して専門Ⅰが100点です。特別支援学校は専門Ⅱも100点あるため、専門分野の準備が結果に大きく影響します。

第2次検査

適性検査

質問紙による性格検査です。2026年実施では30分で行われました。

教科等指導法検査

受検する校種・教科に応じた指導法の理解を確認する記述式検査です。2026年実施では60分でした。

面接検査Ⅰ・Ⅱ

面接検査は2回あり、教員としての使命感や倫理観などが確認されます。質問内容や評価のポイントは、面接対策の記事で詳しく確認できます。

面接 RELATED北海道の面接内容・過去の質問を見る

実技検査

教科
対象校種
主な内容
参考年度
保健体育
中・高・特支中高部
マット運動・球技・柔道
2026年実施
音楽
中・高・特支中高部
ピアノ演奏・歌唱
2026年実施
英語
中・高・特支中高部
英会話・英文読解への応答
2026年実施

第1次検査の加点

2026年実施では、対象資格を出願時に申請すると、第1次検査の総合点に最大10点が加算されました。

10点主な加点対象
  • 英語資格
  • 理科・数学・保健体育の免許状
  • 海外での勤務・留学経験
  • 青年海外協力隊の派遣実績
  • ICTに関する資格
5点主な加点対象
  • 英語以外の外国語
  • 日本語教育の資格
  • 一部の複数免許
  • 司書教諭資格
  • 社会教育士等

複数免許は条件により10点または5点。加点の合計上限は10点です。

加点は自動ではなく、申請と証明書類の提出が必要です。資格を持っている方は、出願前に証明書を準備しておきましょう。

北海道教員採用試験の出願方法と会場

2026年実施は、Webエントリーと出願書類の郵送を両方行う方式でした。どちらか一方だけでは出願が完了しません。

01
Webエントリー

必要事項を入力して送信します。

02
書類を郵送

必要書類を簡易書留で送ります。

03
受検票を確認

登録メールに届く受検票を確認します。

第1次検査は、札幌、岩見沢、函館、旭川、釧路、東京、大阪に会場が設けられました。受検区分や選考区分によって選べる会場が異なります。

会場について

第2次検査の会場は北海道内です。道外から受験する方は、交通と宿泊の手配も早めに考えておきましょう。

北海道教員採用試験の倍率

倍率は、校種や教科によって差があります。全体倍率だけで難しさを判断せず、必ず自分が受験する区分を確認してください。

過去5年間の受験者数、合格者数、倍率は、校種・教科別の記事にまとめています。

倍率 RELATED北海道の校種・教科別倍率を見る

北海道教員採用試験の過去問

参考書を選ぶ前に、一度過去問を確認してください。問題形式と出題範囲がわかれば、勉強する順番を決めやすくなります。

2026年実施要領では、北海道行政情報センターで第1次・第2次検査の問題を公開すると案内しています。

PAST QUESTIONS北海道行政情報センター
場所
札幌市中央区北3条西7丁目
道庁別館3階
利用時間
平日8時45分〜17時
閲覧
無料
写し
白黒1枚10円
問題 RELATED北海道の過去問と入手方法を確認する

2027年実施に向けた対策の進め方

実施要領が出るまで待つ必要はありません。変更の可能性を考えながら、今できる準備を進めましょう。

01
受検区分を決める

必要な免許状と募集実績を確認します。

02
選考区分を確認する

特別選考、検査免除、加点の対象か調べます。

03
過去問を見る

教養・専門・教科等指導法の形式を確認します。

04
専門検査を優先する

配点の高い専門分野を早めに固めます。

05
面接準備を並行する

志望動機、経験、北海道で取り組みたい教育を整理します。

教採ギルド 福永 福永

北海道は第1次の専門検査だけでなく、第2次の教科等指導法と面接も準備が必要です。筆記だけに時間を使い切らず、週に一度は面接で話す内容も整理しておきましょう。

北海道教員採用試験のよくある質問

Q2027年実施の日程は決まっていますか?
A

まだ実施要領が公表されていないため、正式な日程は未定です。この記事では2026年実施の日程を参考として掲載しています。

Q北海道と札幌市の両方に出願できますか?
A

2026年実施では、北海道採用希望と札幌市採用希望を重ねて出願できませんでした。2027年実施も、最新の実施要領で確認してください。

Q教員免許状は取得見込みでも受験できますか?
A

2026年実施では、採用前の2027年3月31日までに取得見込みであれば受験できました。2027年実施の取得期限は、実施要領の公表後に確認が必要です。

Q大学3年生等を対象とした選考の合格者はどうなりますか?
A

2026年実施の合格者は、2027年実施の第1次検査で教養検査が免除されます。専門検査を受けるには、改めて出願が必要です。

Q第1次検査は道外でも受けられますか?
A

2026年実施では、東京会場と大阪会場が設けられました。受検区分などの条件があるため、2027年実施の会場案内を確認してください。

Q過去問はどこで確認できますか?
A

北海道行政情報センターで閲覧できます。教採ギルドの過去問記事では、入手方法と使い方もまとめています。

最新の実施要領を必ず確認しよう

正式な内容は、北海道教育委員会の実施要領が公表され次第、この記事で更新します。

この記事の要点

北海道は第1次で教養・専門、第2次で適性・教科等指導法・面接などを行いました。実施要領の公表前でも、過去問の確認、専門検査、面接準備は始められます。

出典:北海道教育委員会「令和9年度(2027年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査について」

AUTHOR この記事を書いた人
福永 真

教採ギルド代表

福永 真 Makoto Fukunaga

あ、どうも、サイト代表の「福永 真」です。

「教採ギルド(教員採用試験の情報・対策サイト)」では、公立学校の先生になりたい方に向けて、教員採用試験に関する情報を発信しています。

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