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岐阜県教員採用試験|小論文の過去問5年分と出題傾向まとめ

【小論文の勉強法】|岐阜県教員採用試験

岐阜県教員採用試験の小論文対策を始めるとき、まず確認すべきなのが過去問です。

過去のテーマを並べて見ると、出題される内容や問われ方には明確なパターンがあることに気づきます。

本記事では、岐阜県教員採用試験の小論文について5年分の過去問と出題傾向をまとめました。

どんなテーマが出るのか、どう対策すればいいのか。この記事を読めば、効率的な準備の方向性が見えてきます。

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目次

小論文の試験概要

まずは、岐阜県教員採用試験の小論文の基本情報を確認しましょう。

区分小中養栄高・特
試験時間60分
文字数640字〜800字720字〜800字
配点240点300点
評価基準教育観に立った主義・主張
・教育に対する熱い考え方を、説得力ある書きぶりで表現することができているか
・児童生徒の心を動かすことができる内容か 等

文章構成等
・読み手にわかりやすい文章構成がなされているか
・与えられた字数を、精一杯生かして論述しようとしているか 等

正確さ
・読みやすく、正確な表現で記述できているか 等
令和8年度(2025年実施)の概要

文字数は制限があり、640(720)字〜800字以内で書かなければなりません。

対する試験時間は60分なので、文字数に対する試験時間が極めて短いのが岐阜県の特徴です。

小論文の過去問

岐阜県教員採用試験における小論文の過去問を紹介します。

令和7年度(2024年実施)

小論文のテーマは、校種によって異なります。

小学校・中学校

「生徒指導提要(令和4年12月)文部科学省」では、「4.3.2 いじめの未然防止教育」について示されている。これを踏まえて、いじめが生まれる構造といじめの加害者の心理に触れながら、いじめ未然防止のために、日常的にあなたが取り組むことを2つ述べなさい。

高校・特別支援学校

変化がめまぐるしく予測困難な社会を生き抜いていくためには、子どもたちが、「自立力」「共生力」 「創造力」をバランスよく身に付け、これら3つの力を発揮していくことが必要である。このうち、「つながり、認め合い、支え合う力」である「共生力」を育むために、あなたが日々の教育活動で実践したいことについて、あなたの経験も踏まえて、具体的に述べなさい。

養護教諭

近年、児童生徒の心身の健康課題が複雑化・多様化しており、身体的な不調の背景には、いじめ、児童虐待、不登校などの問題が関わっていると言われています。また、「生徒指導提要 令和4年12月 文部科学省」の「13.3.3 生徒指導における健康課題への対応と関わり」では、養護教諭は、校内の生徒指導、教育相談において重要な位置を占め、チーム支援には欠かすことのできない存在とされています。これらのことを踏まえ、養護教諭の職務の特質に触れながら、「生徒指導における健康課題への対応と関わり」について、日常的にあなたが取り組むことを2つ述べなさい。

栄養教諭

国民の健全な食生活の実現と環境や食文化を意識した持続可能な社会の実現のために、食育を推進しています。学校でも食育の推進が位置付けられています。「食に関する指導の手引 第二次改訂版- (平成31年3月文部科学省)」では、学校における「食育の視点」が6つ示されています。6つの「食育の視点」から2つを選び、栄養教諭の職務や役割に触れながら、あなたが栄養教諭として取り組むことを具体的に述べなさい。

令和6年度(2023年実施)

小論文のテーマは、校種によって異なります。

小学校・中学校

不登校児童生徒数は高水準で推移しており、生徒指導上の喫緊の課題となっています。そこで「生徒指導提要(令和4年12月 文部科学省)」に示された、「10.3.1 不登校対策につながる発達支持的生徒指導」及び「10.3.2 不登校対策としての課題未然防止教育」を踏まえ、日常的にあなたが取り組むことを3つ述べなさい。

高校・特別支援学校

近年の技術の発達や新たなニーズなど学校教育を取り巻く環境の変化のなかで、新たに求められる教師自身の学びの姿勢を述べるとともに、自動、生徒の可能性を引き出すために、あなたが学校で実践したいことについて具体的に述べなさい。

養護教諭

養護教諭は、児童生徒の身体的不調の背景に、いじめや不登校、虐待などの問題がかかわっていること等のサインにいち早く気付くことができる立場にあることから、健康相談において重要な役割を担っています。そこで,「現代的健康課題を抱える子供たちへの支援〜養護教諭の役割を中心として〜 (平成29年3月 文部科学省) 」 に示された内容を踏まえ、現代的健康課題を抱える児童生徒を学校で確実に把握するために、養護教諭として取り組むことを、具体的に述べなさい。

栄養教諭

国民の食生活においては,エネルギーや食塩等の過剰摂取や野菜の摂取不足等の栄養の偏り、朝食の欠食に代表されるような食習慣の乱れ等の課題があります。そこで、児童生徒が望ましい食習慣を身に付けるために、「食に関する指導の手引 第二次改訂版 (平成31年3月 文部科学省)」に示された内容を踏まえ、栄養教諭として取り組むことを3つ、具体的に述べなさい。

令和5年度(2022年実施)

小論文のテーマは、校種によって異なります。

小学校・中学校

あなたの学級で,いじめに関するアンケートを実施したところ,あなたの学級のAさんがいじめを受けていることが発覚しました。「いじめの防止等のための基本的な方針(最終改定 平成29年3月文部科学大臣決定)」には,学校における「いじめに対する措置」のポイントが示されています。これを踏まえ,担任として,この後とるべき対応について,具体的に述べなさい。

高校・特別支援学校

AI(人工知能)を用いた技術の導入が進み,高度化する社会において人間に求められる資質や能力について述べよ。その上で,あなたが学校の指導において意識的に取り組もうと考えることについて述べよ。

養護教諭

保健室には,心身の不調を訴えて頻回に保健室に来室する者,いじめや虐待が疑われる者,不登校傾向者,非行や性的な問題行動を繰り返す者など,様々な問題を抱えている児童生徒が来室します。そこで,「生徒指導提要(平成22年3月 文部科学省)」に示された内容を踏まえ,これらの問題を抱えた児童生徒と日常的に保健室でかかわる機会が多い養護教諭として,児童生徒理解と支援の観点から大切にすべきことを,具体的に述べなさい。

栄養教諭

食育を推進するに当たり,第一義的な役割が家庭にあることには変わりありませんが,学校においても,校内食育推進体制を整備するとともに,学校が家庭や地域社会と連携,協働し,食育を一層推進していくことが求められています。あなたが勤務する学校で,学校と家庭との連携を進めるに当たり,「食に関する指導の手引き 第二次改訂版(平成31年3月 文部科学省)」に示された学校・家庭が連携した食育の推進を踏まえ,あなたは栄養教諭としてどのように対応するか,具体的に述べなさい。

令和4年度(2021年実施)

小論文のテーマは、校種によって異なります。

小学校・中学校

あなたは、休み時間に、あなたの担任する学級のAさんが、同じ学級のBさんとCさんから冷やかされたりからかわれたりしている場面を見かけました。Aさんに事情を聞いたところ、「自分がされて嫌だと思うことは嫌だと言えているし、いじめとは感じていない。」と答えましたが、普段よりも暗くしずんだように見えました。担任として、この後とるべき対応について、①Aさんへの対応 ②Bさん及びCさんへの対応 ③その他必要な対応 に分けて具体的に述べなさい。※Aさん、Bさん、Cさんの学年は、各自の志望種別において想定し、論じること。

高校

急激に変化する時代の中で、高校生にどのような資質・能力を身に付けさせるべきであると考えるか。 また、その資質・能力を高校生に身に付けさせるために、日々の教育活動において、あなたはどのようなことに意識的に取り組もうと考えるか。

特別支援学校

障がいのある子どもたちにとって、自立と社会参加に必要な力とはどのような力であると考えるか。また、その力を養うために、日々の教育活動において、あなたはどのようなことに意識的に取り組もうと考えるか。

養護教諭

あなたの学校の児童生徒であるAさんは、4月の登校初日から登校をしぶるようになり、母親が学校まで連れて来ていましたが、なかなか校舎の中に入ることができません。4月下旬に、母親から、「子供が『保健室までなら行けるかもしれない』と言っている。」という申し出が養護教諭であるあなたにありました。この申し出を踏まえ、あなたは、養護教諭として、どのような対応をしますか。夏休みに入るまでに実現したい状況を述べた上で、具体的に述べなさい。※Aさんの校種及び学年は、各自の想定において論じること。

栄養教諭

小学校1年生のAさんは、野菜が嫌いで、学校でも家でもほとんど食べません。ある日、Aさんの母親から、「子供の野菜嫌いを何とかしたい。」という電話が栄養教諭であるあなたにかかってきました。あなたは、栄養教諭として、母親に対し、どのような助言をしますか。具体的に述べなさい。

令和3年度(2020年実施)

小論文のテーマは、校種によって異なります。

小学校

「平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(文部科学省)」によると,小・中・高等学校における暴力行為の発生件数は72,940件であり,前年度から約15%増加している。また,過去5年間の傾向として,小学校における暴力行為が大幅に増加している。(平成25年度:10,896件→平成30年度:36,536件)暴力行為の増加の要因と背景を踏まえ,小学校段階における指導の在り方について,あなたの考えを述べなさい。

中学校

いじめは、どの子供にも,どの学校でも,起こりうるものであり,その的確な対応が求められています。いじめ防止対策推進法で定義されている「いじめ」とはどのようなものか、簡潔に述べなさい。また,「いじめの防止等のための基本的な方針(最終改定 平成29年3月14日 文部科学大臣決定)」に示されている学校における「いじめの防止」のポイントを踏まえ、いじめを未然防止するために,継続的に取り組む内容について述べなさい。

高校

授業においてICT機器をより効果的に活用するためには、どのような点に留意する必要があるか。また、具体的には、どのような授業実践が考えられるか。志願する校種・教科(科目)に即し、あなたの考えを具体的に述べなさい。

特別支援学校

主体的・対話的で深い学びを実現するため、あなたはどのようなことを踏まえて授業を計画し、また具体的にどのような授業を実践しますか。志願する校種・教科(科目)に即して述べなさい。

養護教諭

近年, アレルギー疾患を抱える子供が増えてきています。食物アレルギーは、生命に危険を及ぼすアナフィラキシーショックを引き起こすことがあり,十分な配慮が必要です。勤務する学校に,乳製品をアレルゲンとする食物アレルギーを有する子供が入学してくることがわかりました。「学校給食における食物アレルギー対応指針(平成27年3月 文部科学省)」に示された学校給食における食物アレルギー対応の大原則を踏まえ,学校として,具体的にどのような対応をするか,入学してくる子どもの保護者に説明する原稿を書きなさい。

栄養教諭

近年, アレルギー疾患を抱える子供が増えてきています。食物アレルギーは、生命に危険を及ぼすアナフィラキシーショックを引き起こすことがあり,十分な配慮が必要です。勤務する学校に,乳製品をアレルゲンとする食物アレルギーを有する子供が入学してくることがわかりました。「学校給食における食物アレルギー対応指針(平成27年3月 文部科学省)」に示された学校給食における食物アレルギー対応の大原則を踏まえ,学校として,具体的にどのような対応をするか,入学してくる子どもの保護者に説明する原稿を書きなさい。

小論文の出題傾向

岐阜県教員採用試験の小論文は、文部科学省の最新の通知や統計データ、そして岐阜県の教育施策に基づいた出題がなされる点が大きな特徴です。

「国の動向を正しく理解しているか」と「岐阜県の教師としてどう動くか」という2つの視点が常に問われています。

傾向①:「根拠のある理解」+「具体的実践」が求められる

岐阜県の小論文では、「生徒指導提要」や「いじめ防止対策推進法」などの公的文書や統計データが課題文中に明示されることが多くあります。

単に「私はこう思う」という主観的な教育論だけでなく、「国の指針や定義を正しく理解した上で(根拠)、具体的に何に取り組むのか(実践)」を論理的に繋げることが求められます。

特に、抽象的な精神論だけでなく、「日常的に取り組むことを2つ(または3つ)述べよ」といった数値を指定した具体的な記述が求められる傾向にあり、現場ですぐに使える実践力が見られています。

傾向② :「岐阜県の教育ビジョン」と「求める教師像」が鍵になる

国の施策に加え、岐阜県独自の教育指針を絡めて論じることが合格へのポイントとなります。

特に重要なキーワードは以下の通りです。

岐阜県の求める教師像
  1. 誰一人悲しい思いをさせない、愛情と使命感あふれる教師
  2. 指導方法を工夫し、児童生徒に確かな学力をつける教師
  3. 幅広い教養と高い専門性をもち、常に学び続ける教師
「清流の国ぎふ」創生総合戦略・教育ビジョン
  • 「自立力」「共生力」「自己実現力」の育成
  • 「清流スピリット」(清く、優しく、たくましく)

回答の中でこれらのキーワードを自然に使いこなし、岐阜県が目指す「地域社会人」の育成にどう貢献するかを示す必要があります。

傾向③:「抱え込み」を否定し「組織的対応」を評価している

いじめ、不登校、暴力行為などの生徒指導上の課題において、岐阜県は「担任一人で抱え込まないこと」を強く求めています。

評価されるのは、熱血教師による個人の奮闘ではなく、「チーム学校」組織的に対応する姿勢が不可欠です。

そのため、「自分一人で何とかする」というトーンの答案は避け、「組織の一員として、どう連携し行動するか」という思考プロセスを示すことが重要です。

小論文の模範解答例

具体的なテーマをもとに考え方や書き方(文章構成)を解説します。

実際の模範解答例も作成しているので、参考にしてください。

テーマ

岐阜県では,「岐阜県の求める教師像」として,3点を掲げています。あなたは,その3点の具体像をそれぞれどのように捉えますか。また,それぞれの実現に向けて,具体的にどのように取り組んでいきたいか,あなたの考えを述べなさい。

テーマの解説

まずは出題の意図を整理します。

このテーマでは、「岐阜県の求める教師像」の3つのポイントを正確に暗記していることが大前提となります。

その上で、それぞれの項目を単なるスローガンとしてではなく、具体的な指導場面に落とし込んで解釈(捉え方)し、実践(取り組み)を述べる必要があります。

【岐阜県が求める教師像】

前提として、「児童生徒を一人の人間として尊重し、あたたかいまなざしで寄り添う教師」という全体像があり、その下に以下の3点があります。

  • 「誰一人悲しい思いをさせない、愛情と使命感あふれる教師(高い倫理観・使命感)」
    • 捉え方: いじめや不登校、差別を見逃さず、全ての子供に居場所を作る教師。
    • キーワード: 人権感覚、受容的態度、公正・公平、清流スピリット(優しさ)。
  • 「指導方法を工夫し、児童生徒に確かな学力をつける教師(確かな専門性)」
    • 捉え方: 「分かった」「できた」という達成感を持たせ、自己肯定感を育む授業ができる教師。
    • キーワード: 個別最適な学び、協働的な学び、ICT活用、授業改善。
  • 「幅広い教養と高い専門性をもち、常に学び続ける教師(学び続ける向上心)」
    • 捉え方: 社会の変化(グローバル化・情報化)に対応し、自らをアップデートし続ける教師。
    • キーワード: 研修、OJT、学び続ける姿勢、チーム学校。

文章の構成案

合格する小論文は、書き出す前の「構成メモ」で決まると言っても過言ではありません。

採点官が読みやすく、論理の矛盾が出ない「鉄板の型」を用意しました。

  • 序論(約150字)
    • 岐阜県は「児童生徒を一人の人間として尊重し、あたたかいまなざしで寄り添う教師」を求めている。
    • その具体像として掲げられた3点は、これからの教育を担う上で不可欠な資質である。
    • 私はこれらを自身の指針とし、以下のように取り組む。
  • 本論①:愛情と使命感(約200字)
    • 捉え方: 「誰一人悲しい思いをさせない」とは、多様な背景を持つ児童生徒を深く理解し、心の居場所を作ることと捉える。
    • 取り組み: 児童生徒の小さな変化を見逃さない観察眼を持ち、受容的な学級経営を行う。いじめや孤立を未然に防ぎ、安心・安全な環境を作る。
  • 本論②:確かな学力と指導法(約200字)
    • 捉え方: 「確かな学力をつける」とは、単なる知識の伝達ではなく、学ぶ楽しさを通じて自己肯定感を高めることと捉える。
    • 取り組み: ICTの効果的な活用や対話的な学びを通じ、「分かった」と実感できる授業を行う。学習指導を通じて「自分には力がある」という自信(自立力)を育む。
  • 本論③:学び続ける向上心(約150字)
    • 捉え方: 「常に学び続ける」とは、変化の激しい社会において、最新の知見を取り入れ、児童生徒に還元し続ける姿勢と捉える。
    • 取り組み: 校内研修や自主研修に積極的に参加するだけでなく、同僚や地域からも謙虚に学ぶ。自身の人間性を磨き続け、魅力ある教師を目指す。
  • 結論(約100字)
    • まとめ。
    • 3つの資質を備え、岐阜県の教育理念である「清流スピリット」を体現する児童生徒を育てるために、全力を尽くす決意。

この流れに沿って書けば、大きく減点されることはないはずです。

模範解答例

最後に、具体的な解答例を紹介します。

 岐阜県は、「児童生徒を一人の人間として尊重し、あたたかいまなざしで寄り添う教師」を求めている。その具体像として掲げられた三点は、これからの教育を担う上で不可欠な資質である。私はこれらを自身の行動指針とし、以下の通り取り組む。

 第一に、「誰一人悲しい思いをさせない、愛情と使命感あふれる教師」を目指す。私はこれを、いじめや孤立を見逃さず、全ての子供に「心の居場所」を作ることだと捉える。その実現のため、日々の観察や対話を重視し、子供の小さな変化やSOSを鋭敏に感じ取る。公平・公正な態度で一人一人に寄り添い、多様性を認め合う温かい学級経営を行うことで、誰一人取り残さない教育を実践する。

 第二に、「指導方法を工夫し、児童生徒に確かな学力をつける教師」を目指す。私はこれを、単なる知識の伝達ではなく、「分かった」という達成感を通じて自己肯定感を高めることだと捉える。岐阜県が重視する「自立力」を育むため、私はICT等を効果的に活用し、主体的・対話的で深い学びを実現する。個々のつまずきに丁寧に対応し、学ぶ喜びを実感させることで、自ら考え行動できる力を育成する。

 第三に、「幅広い教養と高い専門性をもち、常に学び続ける教師」を目指す。変化の激しい社会において、教師自身が常に最新の知見を得てアップデートし続ける姿勢が必要だと捉える。私は各種研修へ積極的に参加するだけでなく、同僚や地域からも謙虚に学ぶ。自らの人間性と専門性を絶えず高めることで、子供たちのロールモデルとなり、魅力ある教育活動を提供する。

 私は以上の取り組みを通じ、岐阜県の子供たちが「清流スピリット」のように清く、優しく、たくましく成長できるよう、情熱を持って教育活動に尽力する決意である。

▼他にも以下の記事で過去5年分のテーマについて解説と模範解答をまとめています。

小論文の対策方法

岐阜県教員採用試験の小論文は、制限時間(例年60分)の中で、指定文字数(650字〜800字など)を論理的に書き切る試験です。

出題傾向を踏まえた上で、以下の3つの対策ポイントを確実に押さえておきましょう。

対策ポイント①:岐阜県特有の「型」を身につける

短時間で条件を満たすためには、迷わず書き始められる「型」が不可欠です。

以下の3部構成をマスターしてください。

  • 序論(現状・背景の提示)
    • 課題文にある公的文書やデータに触れ、教員としての問題意識と組織的に対応する姿勢を明示します。
  • 本論(具体的な取組)
    • 「第一に、〜に取り組む。具体的には〜」「第二に、〜」とナンバリングをして、設問で問われた数(2つや3つ)の具体策を提示します。「道徳科で」「学級活動で」「帰りの会で」など、場面を限定して書くことが重要です。
  • 結論(岐阜県のビジョンで締める)
    • 岐阜県が目指す子供像(清流スピリットなど)に触れ、そのような児童生徒を育てる決意で締めくくります。

対策ポイント②:キーワードを使いこなす練習をする

岐阜県独自の教育指針を自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。

「3つの力」を本論で活用する

  • 自立力:自分に自信をもち、主体的に行動する力
  • 共生力:人とつながり、互いを活かす力
  • 自己実現力:夢に挑戦し、社会に貢献する力

「互いを認め合う『共生力』を育むために~」のように、具体策と結びつけて使うと効果的です。

「清流スピリット」を結論で使う

「清流のように、清く、優しく、たくましく生きる」児童生徒を育てたい、という決意表明で締めくくることで、県の方針への理解をアピールできます。

ただ用語を並べるだけでは評価されません。自分の言葉で説明できるレベルまで理解しておくことが重要です。

対策ポイント③:「国の根拠」と「県の実践」をリンクさせて書く

知識をインプットするだけでは不十分です。実際に書いて、以下の2点を練習してください。

国のデータと県のビジョンをつなぐ

「いじめ認知件数の増加(国)」を、「共生力の育成(県)」でどう解決するか、という文脈で書く練習をしてください。

組織的対応を必ず盛り込む

どのテーマであれ、「担任一人で解決する」書きぶりは避け、「チーム学校」「家庭・地域との連携」を必ず入れる癖をつけてください。

これらの対策を踏まえ、実際に書いて添削を受けることで、合格ラインを超える答案が作成できるようになります。


▼独学での対策に限界を感じている方のために、下記のnoteでは、岐阜県の出題傾向に完全対応した小論文添削(回数無制限)を行っています。

「この書き方で合っているのか不安」「本番レベルで通用するか確認したい」という方は、ぜひ活用してください。

小論文は準備で合格・不合格が決まる

岐阜県教員採用試験の小論文には、出題テーマや問い方には一定の傾向があります。その流れを知らずに対策を始めると、努力が空回りしてしまいます。

一方で、過去問を分析し書き方を固めておけば、準備量がそのまま得点差につながる科目でもあります。

合格に近づくためのポイントは次の3点です。

  • 60分で書き切るための「型」を確立する
  • 岐阜県の教育施策を自分の言葉で言語化する
  • 実際に時間を計って練習し、第三者の添削を受ける

本記事で過去問と出題傾向を把握したうえで、次は「どう書くか」「どこまで仕上げるか」を具体的に詰めていきましょう。


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