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【対策】愛媛県教員採用試験の小論文とは?傾向と過去の出題テーマ

愛媛県教員採用試験の小論文対策

本記事では、愛媛県教員採用試験の小論文に関する情報をまとめています。

具体的には、小論文の傾向(文字数や試験時間、出題形式、配点など)過去のテーマを詳しく紹介しているので、小論文対策の役に立ててください。

目次

愛媛県教員採用試験 小論文の傾向

愛媛県教員採用試験の小論文は、第二次選考で行われます。筆記試験では判断できない、論理的思考力や読解力、教師としての適性などを総合的に評価します。

試験時間60分
文字数1000〜1200字
問題数1題
評価基準・文章力
・人物と適性
・国語力等
配点20点満点
愛媛県教員採用試験 小論文の傾向(2024年度)

小論文の文字数と試験時間

文字数は制限があり、1000字以上、1200字以下で書かなければなりません。対する試験時間は60分なので、文字数に対する試験時間が極めて短いのが愛媛県の特徴です。

小論文の出題形式

出題数は1題ですが、校種によってテーマが異なります。

出題形式は、おおむね教育問題や学校教育の在り方に関する課題を扱うテーマが出題される傾向にあります。愛媛県の教育施策に関するテーマも出る場合があるので、愛媛県の資料も読みこんでおくといいでしょう。

小論文の評価基準・配点

小論文は以下の観点に沿って評価します。

文章力
  • テーマに即した内容か。
  • 客観的・論理的に述べているか。
  • 構成や論の進め方は適切か。
  • 自分の考えを明確に述べているか。
  • 主張に一貫性はあるか。
人物・適性
  • 個性・創造性が感じられるか。
  • 教師としての適性や知識はあるか。
  • 一般論ではなく自分自身の体験等が生かされているか。
  • 発想の豊かさや卓抜さが感じられるか。
国語力
  • 誤字、脱字、送り仮名の誤りはないか。
  • 接続後の用法に誤りはないか。
  • 句読点の用法は適切か。
  • 文法的に正しい文章となっているか。
  • 原稿用紙の使い方に誤りはないか。
  • 段落を適切に設けているか。
  • 論旨が明快であるか。
  • 適切な例が引用されているか。
  • 文章表現が豊かであるか。
  • 適切な用語が用いられているか。

最終的に20点満点で評価しますが、著しく点数が低いと即不合格です。

評価が悪くなる理由としては、テーマの把握ができていなかったり、文字数が少ない(1000字以下)だったりすることが挙げられます。また、字が汚い(丁寧であればOK)、誤字脱字が多いっていうのもよくないので、注意しながら書きましょう。

愛媛県教員採用試験 小論文の過去問

愛媛県教員採用試験における小論文の過去問を紹介します。

  • 小=小学校、中=中学校、高=高等学校、特=特別支援学校、養=養護教諭、栄=栄養教諭

小論文の過去問(2024年度)

令和4年12月に文部科学省から出された「生徒指導提要」には「学級経営・ホームルーム経営の焦点は、教職員と児童生徒、児童生徒同士の選択できない出会いから始まる生活集団を、どのようにして認め合い・励まし合い・支え合える学習集団に変えていくのかということに置かれます」と書かれています。あなたが、学級担任として描く理想とする学級像はどのようなものですか。また、その実現に向けて、どのように学級経営を行いますか。具体的に述べなさい。

小論文の過去問(2023年度)

自分が生まれ育ったふるさとは、その後の人生を送るうえで心のよりどころとなるなど、大きな役割を果たすものです。「愛媛県教育振興に関する大綱(平成30年3月)」にも、目指す社会として「誰もが、先人から継承されてきた豊かな文化と触れ合い、次世代へ引き継ぎ、そして、新しい愛媛文化を創造しています」と謳っています。あなたは、子供たちにふるさとを大切にする心を育むために小学校教員としてどのように取り組むか、具体的に述べなさい。

小論文の過去問(2022年度)

いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものを取り入れていくこととして「不易流行」という言葉があります。小学校六年間の児童の成長を支える教師として、あなたが学校現場で取り組みたいことを、「不易流行」の言葉の意味を踏まえて、具体的に述べなさい。

小論文の過去問(2021年度)

令和2年度から全面実施されている小学校学習指導要領においては、確かな学力、豊かな心、健やかな体の調和を重視する「生きる力」を育むことがますます重要とされています。あなたは、知・徳・体のバランスがとれた児童を育成するために、小学校教員としてどのようなことに取り組みますか。具体的に述べなさい。

小論文の過去問(2020年度)

自然災害や事件・事故の発生等、子供たちを取り巻く環境が日々変化する中で、子供たちの安全・安心を確保することは、学校が最優先して取り組むべきことです。あなたは、小学校教員として、児童に、自他の命をかけがえのないものとして尊重する姿勢や、自らの命を自ら守ろうとする主体的な態度を身に付けさせるために、どのように取り組みたいと考えますか。具体的に述べなさい。

過去問で答案を書いたら添削を受けよう!

愛媛県教員採用試験 小論文対策を始めよう!

今回は、愛媛県教員採用試験における小論文の傾向過去のテーマをまとめていました。

教員採用試験の小論文は、やるべきことが想像しているよりも多いです。

過去問を眺めるだけでは、小論文を攻略することはできません。過去問を使って答案を作成し、その上で添削を受けることで徐々に上達します。

小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いです。答案を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じなので注意しましょう。

小論文が原因で不合格にならにように、早めに(遅くても試験の3ヶ月前を推奨)準備を始めてください。

以上、愛媛県教員採用試験の小論文についてでした。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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