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【鹿児島県教員採用試験】一般教養の勉強法|出題傾向と優先順位

【教職教養の勉強法】|鹿児島県教員採用試験

鹿児島県教員採用試験は範囲が広く、特に「教職・一般教養」はどこから手を付けるべきか迷いやすい科目です。

しかし、過去の出題データを分析すると、効率よく点数を伸ばすための明確な優先順位が見えてきます。

結論から言うと、まず最優先で対策すべきは「教育原理」と「教育法規」、そして「国語」です。

教育原理は全49問中10〜16問、教育法規は6〜13問と高い出題数を誇り、国語も6〜15問と安定しています。

一方で、教育史や教育心理は年によって0〜2問程度と少なく、深入りするより主要科目を固めた方が効率的です。

つまり、闇雲に全範囲へ手を広げるより、「毎年必ず出る分野から確実に取り切る」方が圧倒的に合格へ近づくということです。

この記事では、過去の出題データをもとに、科目ごとの傾向と何から勉強すべきかを具体的に整理しました。

  • まず押さえるべき最重要科目
  • 逆に後回しでも問題ない科目
  • 出題が安定している分野
  • 変動が大きい分野

これらを、データを用いながら期間別に分かりやすく解説していきます。

「時間が限られている中で、合格に必要な点数をどう確実に取りにいくか」その戦略を、一緒に固めていきましょう。

福永

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目次

【鹿児島県教採】教職・一般教養の試験概要

鹿児島県教員採用試験の教職・一般教養は第1次試験で実施されます。

対策を始める前に、まずは試験の全体像を把握しておきましょう。

対象校種全校種共通
試験時間50分
問題数49問(必答)
出題形式マークシート(選択式)
出題範囲①教職教養
②一般教養
③ローカル(教育施策)
配点100点満点
令和8年度採用(2025年実施)教職・一般教養の概要

鹿児島県の特徴は教職教養・一般教養・ローカルをバランスよく出題するスタイルです。

出題形式はマークシート式で、49問を50分で解くので1問あたり約1分のペース配分が求められます。


▼どんな問題なのか、形式なのか確認したい方は、以下の記事で過去問をまとめています。

【鹿児島県教採】教職・一般教養の出題傾向と対策

鹿児島県の筆記試験は教職教養26〜29問、一般教養20問前後、ローカル2〜5問のバランス型です。

過去のデータを見ると、科目ごとに明確な傾向が見えてきます。

ここでは各科目の出題傾向と対策のポイントを解説していきます。

教職教養

教職教養で最優先すべきは教育原理と教育法規の2科目です。

この2科目だけで全49問中16〜29問を占めています。

過去3年間の科目別出題数を見てみましょう。

科目令和8年度令和7年度令和6年度
教育原理161615
教育法規868
教育心理111
教育史111
科目別の出題数一覧(鹿児島県・教職科目)

教育原理は毎年10〜16問、教育法規は毎年6〜13問で安定しています。

特に教育原理では特別支援教育が過去10年間毎年4〜5問出ています。また学習指導要領も令和2年度以降毎年2〜5問出題されているので、ここは確実に押さえたいところですね。

教育法規は日本国憲法と教育基本法が平成30年度以降ほぼ毎年2〜6問出ています。範囲が限られているので、きちんと勉強すれば確実に得点源になるでしょう。

一方で教育心理と教育史はそれぞれ毎年0〜2問しか出ないので、深入りするより他を固めた方が効率的です。心理や歴史に時間を割く前に、原理と法規で8割以上取るつもりで臨みましょう。

一般教養

一般教養で最も大切なのは国語・数学・英語の基礎3科目を固めることです。

この3科目は過去10年間、毎年合計12〜24問安定して出題されています。一方で理科や社会は年度によって出題分野が変動するので要注意です。

過去3年間の科目別出題数を見てみましょう。

科目令和8年度令和7年度令和6年度
国語667
英語333
世界史110
日本史011
地理311
政治001
経済001
国際関係010
環境001
数学333
物理111
化学111
生物111
地学112
情報010
科目別の出題数一覧(鹿児島県・一般教養科目)

国語は過去10年間で毎年6問程度と圧倒的な出題数です。特に読解・鑑賞が毎年2〜4問出ているので要注意です。漢字や語句も含めて、広く浅く知識を確認しておくのが良さそうですね。

数学は毎年3〜4問で安定しています。数と式、図形が頻出で、過去10年でほぼ毎年出題されています。苦手な人も多いと思いますが、公式の確認だけはしておいてください。

英語は過去10年間すべて会話問題です。毎年3〜4問安定して出るので、会話表現を集中的に覚えましょう。

理科や社会は各科目1〜3問程度と少なめです。全範囲を網羅するのは非効率なので、得意分野に絞るのも一つの戦略ですね。

一般教養は満点を目指す試験ではありません。安定している主要3科目で確実に点を稼ぐ、これが鉄則です。

ローカル(教育施策)

鹿児島県独自の教育施策問題は例年2〜5問出題されています。

過去3年間の出題数を見てみましょう。

科目令和8年度令和7年度令和6年度
教育施策252
その他100
科目別の出題数一覧(鹿児島県・ローカル科目)

特に鹿児島県教育振興基本計画は過去10年で9回出題されています。

鹿児島県を受験するなら、まずここから押さえるべきでしょう。令和7年度には鹿児島県人権教育からも3問出題されました。

似たような名称の計画が多く私もたまに混乱しますが、何を目的とした計画かというキーワードをセットで覚えると整理しやすいですね。

ローカル問題は知っているかどうかが全てです。直前期に詰め込むのが効率的かもしれませんが、主要な施策の概要は頭に入れておきたいところですね。


▼科目別に出題分野を一覧化したデータを以下の記事でまとめています。あわせて活用してください。

【鹿児島県教採】教職・一般教養の勉強スケジュール

出題傾向が分かったところで、次は具体的な学習スケジュールです。

鹿児島県教員採用試験の第1次試験は6月中旬なので、10月から始めれば約9ヶ月の準備期間があります。

ここでは各期間に分けて、それぞれの時期にやるべきことを解説していきます。

ターム①:10月〜12月(基礎固め期)

この時期は教職教養の基礎固めに集中しましょう。まずは教育原理と教育法規から始めてください。

学習時間平日1〜2時間 / 休日3〜4時間
優先度MAX教育原理・教育法規
おすすめ教材よく出る過去問224、セサミノート
やらなくてOK教育史、教育心理、一般教養

この2科目で全49問中16〜29問を占めているので、ここを固めないと後が苦しくなります。

問題集から始めるのが正解

基礎固めというと参考書を最初から読みたくなりますが、実は問題集から始める方が効率的です。

勉強を問題集から始めるメリット
  • 出題形式に慣れる
    • 参考書を読むだけでは本番でどう出題されるか分かりません。問題集なら実際の出題形式で学べます。
  • 頻出分野が分かる
    • 参考書は網羅的ですが、問題集は頻出分野に絞られています。試験に出ないところを勉強する時間が省けますね。
  • 記憶に残りやすい
    • 読むだけより問題を解く方が圧倒的に記憶に定着します。間違えた問題は特に印象に残るので復習効果も高いです。

おすすめの問題集は「教職教養 よく出る過去問224(実務教育出版)」や「セサミノート(東京アカデミー七賢出版)」です。

これらの問題集は良問が多く解説が丁寧だったり、穴埋め式で狙われやすい語句やポイントがよくわかったりしやすい構成なので、無駄なく学習を進められます。

COLUMN:参考書から始めなくていいの?

よく「参考書を読んでから問題集に進むべきでは?」と聞かれます。

結論から言うと、最初から参考書を通読する必要はありません。むしろ非効率だと私は思います。

参考書は辞書的に使うのが正解です。問題集を解いて分からなかった部分だけ参考書で調べる、というスタイルの方が記憶に残ります。

最初から参考書を読むと、どこが重要か分からないまま読み進めることになり、結局ほとんど頭に入りません

問題集で「これ分からない」と思った瞬間に参考書を開くからこそ、その知識が定着するんですね。

ターム②:1月〜3月(応用・演習期)

この時期は教育原理や教育法規に加えて教育心理や教育史にも手をつけていきましょう。また、一般教養では国語・数学・英語を本格的に暗記していく時期です。

学習時間平日2〜3時間 / 休日4〜5時間
教職教養Hyper実践シリーズで他自治体過去問
一般教養セサミシリーズで国数英を暗記
重点分野国語読解・図形・会話文

教職教養は過去問でインプット即アウトプット

教職教養は鹿児島県以外の自治体の過去問を解いてください。おすすめは「Hyper実践シリーズ」です。

なぜ他自治体の過去問なのか、理由は2つあります。

  • 出題内容は全国共通
    • 教育原理や教育法規の内容は全国どこでも同じです。学習指導要領も教育基本法も共通なので、他自治体の問題でも十分対策になります。
  • 問題数が圧倒的に多い
    • 鹿児島県だけだと過去問の数が限られますが、全国の自治体の過去問を使えば膨大な演習量を確保できます。色々な角度から出題されるので、理解も深まりますね。

間違えた問題は必ず参考書に戻って復習しましょう。特に教育原理は出題範囲が広いので、過去問で頻出分野を絞り込むのが効率的です。

教育史と教育心理も少しずつ手をつけ始めます。ただし深入りは禁物です。教育史は過去問に出た人物と業績だけ、教育心理も頻出の学習理論に絞ってください。

一般教養は暗記中心で攻める

一般教養の国語・数学・英語は参考書でゴリゴリ覚える時期です。セサミシリーズが網羅性が高くておすすめですね。

この3科目は毎年合計12〜24問出るので、ここで確実に点を取れるようにしておきましょう。

  • 国語:読解・鑑賞が毎年2〜4問出ているので最重要。漢字やことばも幅広く覚えましょう。
  • 数学:数と式、図形が頻出です。基本公式を確実に覚えてください。
  • 英語:過去10年すべて会話文です。頻出表現を参考書で覚えましょう。

理科や社会はまだ手をつけなくて大丈夫です。まずは安定して出題される3科目を固めることに集中しましょう。

ターム③:4月〜5月(実践・弱点補強期)

この時期はターム②の繰り返し+弱点補強が中心です。基本的にはターム②と同じ学習を継続しながら、模試で見つかった弱点を潰していきます

学習時間平日2〜3時間 / 休日5〜6時間
教職教養過去問演習2〜3周目+弱点補強
一般教養国数英継続+理社1〜2科目追加
理社の選択物理・化学・生物・地学から選ぶ

教職教養は引き続き過去問演習

Hyper実践シリーズを使った他自治体の過去問演習を継続してください。2周目、3周目と繰り返すことで定着度が上がります

模試を受けたら、間違えた分野を徹底的に復習しましょう。特に教育原理と教育法規で落としている問題があれば最優先で潰してください。この2科目で点を取れないと合格は厳しくなります。

一般教養は理科・社会にも着手

国語・数学・英語は引き続きセサミシリーズで知識を固めつつ、この時期から理科・社会にも手を広げていきます。

ただし全範囲やろうとすると時間が足りません。得意分野を1〜2科目選んで集中的に勉強しましょう。

  • 理科:物理・化学・生物・地学すべて毎年1〜2問ずつ出ています。得意分野を選んで集中的に勉強しましょう。
  • 社会:地理が比較的安定して出題されています。日本史・世界史は年によって変動があるので、余裕があれば手をつけましょう。

一般教養は満点を目指す必要はないので、国数英で12点以上確保できたら他は無理に手を広げなくて大丈夫です。

ターム④:6月(直前期)

直前期は総仕上げと最終確認です。

学習時間平日3〜4時間 / 休日6〜8時間
最優先事項特別支援教育・教育法規・学習指導要領・ローカル
NG行動新しい問題集に手を出す

新しいことには手を出さず、今までやってきたことの復習に徹してください。

直前期の重点3ポイント

直前期に繰り返し確認すべきポイントは次の3つです。

  • 教育法規の条文
    • 日本国憲法26条・教育基本法を最終チェック。声に出して読むと定着しやすい。
  • 特別支援教育と学習指導要領
    • 特別支援教育は毎年4〜5問、学習指導要領は令和2年度以降毎年2〜5問出る鉄板分野。
  • ローカル問題
    • 鹿児島県教育振興基本計画・鹿児島県人権教育を集中的に読み込む。キーワードと目的をセットで暗記。

試験3日前からの過ごし方

試験直前の3日間は特に注意が必要です。

  • 新しい問題は解かない
  • まとめノートと間違えた問題の見直しだけに集中
  • 睡眠時間をしっかり確保(最低7時間)
  • 当日の持ち物・会場までのルートを確認

このスケジュールはあくまで目安なので、自分の生活スタイルに合わせて調整してくださいね。大切なのは教育原理と教育法規を最優先にして、そこから崩さないことです。


▼教職・一般教養の勉強方法は以下の記事で解説しています。あわせて確認してください。

【鹿児島県教採】教職・一般教養まとめ

鹿児島県教員採用試験の教職・一般教養対策について解説してきました。

教職・一般教養の合格点に必要なのは、全部を完璧にやることではありません。

鹿児島県でよく出る分野を確実に取ること、これが合格への近道です。


▼科目別によく出る分野を一覧化したデータを、以下の記事でまとめています。あわせて活用してください。

まずはやるべきことを絞り込んで、今日から少しずつ積み上げていきましょう。0分より10分、10分より20分。その小さな一歩が合格につながります

テキスト1ページでも、過去問1問でも構いません。今できることから始めていきましょう。


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