沖縄県教育委員会は2025年7月18日、2026(令和8)年度沖縄県教員採用試験における一次試験の合格者を発表しました。
この記事では、本日発表された2026(令和8)年度沖縄県教員採用試験の第1次試験結果を、前年度と比較しながら詳しく分析していきます。
二次試験に向けて、まずはご自身の状況と全体の傾向をしっかりと把握しましょう。
【2026年度】沖縄県教員採用試験の一次試験結果
2026(令和8)年度沖縄県教員採用試験の一次試験は2025年6月16日(日)に行われ、2,248人が受験し、744人が合格しました。
全体の受験者数は前年度から137名減少しましたが、合格者数は23名増加したため、全校種の実質倍率は昨年度の3.3倍から3.0倍へとやや緩和されました。
| 採用年度 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 2,248 | 744 | 3.0 |
| 2025年度 | 2,385 | 721 | 3.3 |
校種別の結果
次に、校種別の結果を見ていきましょう。
特に「高等学校」と「養護教諭」で倍率に大きな変動がありました。
| 校種 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|
| 小学校 | 556 (638) | 314 (331) | 1.8 (1.9) |
| 中学校 | 685 (731) | 196 (209) | 3.5 (3.5) |
| 高等学校 | 700 (706) | 171 (136) | 4.1 (5.2) |
| 特別支援(小) | 95 (97) | 32 (21) | 3.0 (4.6) |
| 特別支援(中高) | 55 (54) | 15 (14) | 3.7 (3.9) |
| 養護教諭 | 157 (159) | 16 (10) | 9.8 (15.9) |
( )は昨年度(2025年度)の数値
- 小学校:受験者数、合格者数ともに減少しました。倍率は1.8倍と、昨年度に引き続き低い水準を維持しています。
- 中学校:受験者数、合格者数ともに減少しましたが、倍率は3.5倍と横ばいでした。依然として厳しい状況が続いています。
- 高等学校:受験者数はほぼ横ばいでしたが、合格者数が35名と大幅に増加しました。その結果、倍率は5.2倍から4.1倍へと大きく緩和されました。今年度の大きな注目点です。
- 特別支援学校:小学部では合格者が11名増加し、倍率が4.6倍から3.0倍へと緩和されました。一方で中高部は大きな変動はなく、引き続き高い専門性が求められています。
- 養護教諭:合格者数が6名増加したことで、倍率が15.9倍から9.8倍へと大幅に下がりました。しかし、依然として全校種の中で最も倍率が高く、狭き門であることに変わりはありません。
今後の流れ
一次試験を突破された皆さん、本当におめでとうございます。 最終合格に向けて、次のステップを確認しておきましょう。
2次試験の日程
2025年8月9日(土)、10日(日)
2次試験の内容
実施要項によると、二次試験では個人面接(模擬授業を含む)が課される予定です。
模擬授業では、あなたの指導力や対応力が評価されます。個人面接も続けて行われるため、自己分析や教育観の整理など、万全の準備で臨みましょう。
最終合格発表
2025年9月下旬(予定)
より詳しい情報や正式な発表については、必ず沖縄県教育委員会のウェブサイトをご確認ください。
まとめ|まずは二次試験に全力を!
今回の一次試験では、全体の倍率が緩和される傾向が見られました。特に高等学校や養護教諭では合格のチャンスが広がったと言えるでしょう。
一次試験を通過された方は、この結果に自信を持って、二次試験対策に全力を注いでください。自分の教育への情熱を面接官にぶつけましょう。
残念ながら今回は厳しい結果となった方も、この分析を来年度の戦略立案にぜひ役立ててください。あなたの挑戦を心から応援しています。
