最終合格をより確実にするには、筆記試験だけでなく、面接試験の準備も早めに取り掛かることが重要です。
本記事では、沖縄県教員採用試験の面接対策に必要な過去問(質問例)を中心に、概要と対策方法を詳しく解説します。
早いうちに面接試験を理解し、攻略できるように準備を始めましょう。
沖縄県教員採用試験の面接試験内容
沖縄県教員採用試験の面接試験は、第2次試験で個人面接が行われます。
個人面接
試験時間 | 40分程度 |
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面接官 | 3人 |
実施形式 | 個人面接+模擬授業 |
試験の流れ | STEP①課題発表 一次合格者を対象に模擬授業のテーマが発表されます。 STEP②模擬授業 5分~7分間の模擬授業を行います。 STEP③口頭試問 模擬授業および自己PR・志望動機等に関する質疑応答を行います。 |
質問項目 (過去問) | ■模擬授業のテーマ(事前資料) ・小学校 ・中学校 ・高等学校 ・特別支援学校 ・養護教諭 ※2022年度の内容です。 ■口頭試問の質問 ・簡単に自己紹介してください。 ・沖縄の世界遺産をすべて知っていますか。 ・いじめの定義は何ですか。 ・あなたのクラスでいじめが起きたらどうしますか。 ・ある子どもから「クラスの子にSNSで誹謗中傷されている」と相談を受けたらどう対応しますか。 ・コミュニケーション能力を上げるために何かやっていますか。 ・希望する勤務地はありますか。 ・僻地勤務でも可能ですか。 ・同僚や先輩教員と意見が食い違ったらどうしますか。 ・一人一人の良さを活かすためにできることは何ですか。 ・地方公務員法で知っているものは何ですか。 ・体調は大丈夫ですか。 ・生徒理解のために必要なことはなんですか。 ・ストレスを抱えたらどうしますか。 |
その他の質問項目や対策方法を下記の記事でまとめています。参考にしてください!
沖縄県教員採用試験の面接試験対策ポイント
教員採用試験の面接試験対策はできるだけ早く始めることが重要です。
面接試験対策を始めるときのポイントを3つ紹介します。
- 求める教師像を理解する
- 自己分析に時間をかける
- 受験調書を作り上げる
- 模擬面接で練習を繰り返す
求める教師像を把握する
沖縄県教育委員会が、どんな人物を求めているのか知っていますか?
面接は採用者側(沖縄県)が求める教師像と、あなたの人物像がどれだけマッチしているかを確認するために行われています。
ここにズレが生じると不合格が確定してしまうので、必ず求める教師像をきちんと把握してから対策してください。
沖縄県が求める教師像は以下のとおりです。
- 人間性豊かで、教育者としての使命感と幼児児童生徒への教育的愛情のある教員
- 幅広い教養と教育に関する専門的知識・技能を有し、常に学び続ける実践的指導力のある教員
- 沖縄県の自然、歴史及び文化に誇りを持ち、多様性を受容し、グローバルな視点を兼ね備えた教員
- 豊かなコミュニケーション能力を有し、組織力を活用できる総合的な人間力を持った教員
このような人物が欲しい!という採用者側からのメッセージです!必ず理解しましょう。
自己分析に時間をかける
続いて、自分自身をきちんと理解(自己分析)しましょう。
自己分析が不十分だと、面接官を納得させられる語りができないからです。
自分という人間について深く理解し、売り込む経験をしたことなんてないですよね。なので、自己分析をきちんと行って話す内容を考えておかなければ、面接では絶対に上手くアピールすることはできないのです。
コツは求める教師像を自分なりに解釈して、一つずつエピソードを考えること。そうすれば、自分の芯と沖縄県が求める人物像とがマッチングしてくるので、あなたの語りに厚みが出てきますよ。
自己PRや志望動機の作成に困っている方は下記の記事を参考にしてください。チャットでの相談や添削サポートをしています!
受験調書を作り上げる
受験調書とは、個人面接で使用される資料のことです。氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなどを記入して提出します。
面接試験では、提出する受験調書に基づいて過去の経歴や経験、志望動機や今後の抱負など幅広く聞かれているので、わかりやすくアピールできる内容を作成しなくてはいけません。
ポイント2で解説したことを踏まえて面接資料を仕上げましょう!
自分では書けていると思っていても、第三者から見れば意味不明な文章って人は多いんですよね…
詳しい書き方やポイントは下記記事を参考にしてください。
模擬面接で練習を繰り返す
最後は、模擬面接を受けて実践力を鍛えましょう。
- 本番特有の緊張感
- 回答に困る深掘りポイント
- 客観的な評価
1人で面接練習をしているだけでは、気が付かない部分がたくさん発見できるからです。
このような観点は一人では判断(評価)できません。なので、最低でも3回は客観的な評価をもらえるような環境で練習してください。
練習相手は友達や家族でもいいですが、できるだけ経験者(予備校やその道のプロ)にみてもらうといいでしょう。
せっかく筆記試験を突破しても、面接で失敗してしまうのは非常に悔しいですよね。そうならないためにも、早めに面接対策を始めましょう。
より具体的な面接対策の方法については、以下の記事を参考にしてください。
沖縄県教員採用試験の面接試験まとめ
沖縄県教員採用試験に合格するには、面接試験の攻略が必要不可欠です。
対策となれば、筆記試験ばかりに気を取られがちですが、どれだけ筆記試験で点数を取れても、面接試験の評価が悪いと最終合格できません。
面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。今までの経験を思い返して、自信を持って答えられるように準備を始めましょう。
そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることが重要です。まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。
今回ご紹介させていただいたのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。
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