「島根県を志望する理由は?」
「教員を目指したきっかけは?」
「ICT機器を授業でどのように活用したいですか?」
島根県教員採用試験の個人面接では、このような質問がよく聞かれています。
個人面接では、口頭試問に加えて、模擬授業や場面指導(校種によってはロールプレイング)も実施されるのが特徴です。
本記事では、試験概要と評価の観点、試験の流れや過去問(質問例)をくわしく紹介します。
事前にデータを把握しておけば、面接当日に何が問われ、どう評価されるかが明確になります。準備の方向性が定まり、自信を持って面接に臨めるようになります。
面接対策の進め方は以下の記事でまとめています。あわせてご覧ください。
島根県教員採用試験|個人面接の概要
島根県教員採用試験の個人面接は、第2次試験で2回実施されます。
1回目と2回目で実施内容が異なり、口頭試問に加えて模擬授業や場面指導などが行われます。
校種ごとの実施形式は次のとおりです。
| 校種 | 試験時間 | 面接官 | 実施形式 |
|---|---|---|---|
| 小学校 | 30分 / 各 | 3人 | 1回目:口頭試問+模擬授業 2回目:口頭試問+場面指導 |
| 中学校 | 30分 / 各 | 3人 | 1回目:口頭試問+模擬授業 2回目:口頭試問+場面指導 |
| 高等学校 | 30分 / 各 | 3人 | 1回目:口頭試問+模擬授業 2回目:口頭試問+場面指導 |
| 特別支援 | 30分 / 各 | 3人 | 1回目:口頭試問+模擬授業 2回目:口頭試問+場面指導 |
| 養護教諭 | 30分 / 各 | 3人 | 1回目:口頭試問+ロールプレイング 2回目:口頭試問+場面指導 |
| 栄養教諭 | 30分 / 各 | 3人 | 1回目:口頭試問+場面指導 2回目:口頭試問+場面指導 |
面接以外の島根県教員採用試験の内容については以下の記事をご覧ください。
島根県教育委員会が求める教師像
島根県教育委員会では、求める教師像として次の3つを掲げています。
豊かな人間性と教職に対する使命感
教職に対する責任感や人権意識に加え、ふるさとを愛する心を備えた教員を求めています。
志望動機や教育観を整理する際は、この視点を意識しておくことが大切です。
- 人間理解、人権意識にかかわるもの
- 教職に対する誇りと責任の自覚にかかわるもの
- ふるさとを愛する心にかかわるもの
子どもの心身の発達と心の動きに対する理解と対応
児童生徒一人ひとりを理解し、成長を支援できる力が求められています。
生徒指導や教育相談だけでなく、保護者や周囲の人との関係づくりに対する考え方も重視されています。
- 子ども理解にかかわるもの
- 子どもを取りまく人との関係構築にかかわるもの
職務にかかわる専門的知識・技能及び態度
授業づくりに必要な専門性だけでなく、特別支援教育やICT活用など、変化する教育課題に対応する姿勢も求められています。
学び続ける意欲や柔軟な対応力も重要な資質の一つです。
- 教科等の指導にかかわるもの
- 特別支援教育にかかわるもの
- 社会の変化に適応する能力にかかわるもの
これらの教員像を踏まえ、島根県ではどのような観点で評価が行われるのかを次で確認していきましょう。
島根県教員採用試験|個人面接の評価観点
島根県教員採用試験の個人面接では、口頭試問・模擬授業・場面指導(ロールプレイング)ごとに評価の観点が定められています。
どの試験でも知識だけでなく、教員としての資質や児童生徒との関わり方が重視されています。
口頭試問
教職への熱意や人柄、思考力などが総合的に評価されます。
回答内容だけでなく、受け答えの姿勢や表現力も重要な評価対象です。
| 評価項目 | 主な評価内容 |
|---|---|
| 教職への熱意 | 使命感、向上心、児童生徒理解、郷土愛、教育課題への関心など |
| 社会性・協調性 | 多様な価値観の尊重、周囲との協働、社会的関心など |
| 思考力・表現力 | 論理的思考力、説明力、自分の考えを伝える力など |
| 人柄・態度 | 対人関係能力、前向きな姿勢、人権意識など |
知識量よりも人物面が重視されています。
志望動機や教育観だけでなく、質問の意図を理解して簡潔に答える力も求められます。
模擬授業
授業を組み立てる力や指導技術、児童生徒を引きつける力が評価されます。
| 評価項目 | 主な評価内容 |
|---|---|
| 指導力 | 発問、言葉がけ、板書、声量などの基本的な授業技術 |
| 知識・理解 | 教科内容や指導事項に関する理解 |
| 構成力 | 授業のねらい、展開、主体的な学びの設定 |
| 熱意 | 授業への意欲や教育実践への前向きな姿勢 |
授業の正確さだけでなく、児童生徒が主体的に考える場面を設定できているかも見られています。
一方的に説明するのではなく、発問や声かけを通して学びを深める授業を意識しましょう。
場面指導・ロールプレイング
児童生徒への対応力や信頼関係を築く姿勢が評価されます。
| 評価項目 | 主な評価内容 |
|---|---|
| 児童生徒理解 | 児童生徒の気持ちや状況を理解しようとする姿勢 |
| 対応力 | 年齢や状況に応じた適切な対応力 |
| コミュニケーション力 | 指導の意図や目的の明確さ |
| 信頼関係構築力 | 児童生徒との信頼関係を築こうとする姿勢 |
正解を答えることよりも、児童生徒の気持ちに寄り添いながら適切に対応できるかが重視されます。
まずは相手の話を受け止め、その上で指導につなげる姿勢を示すことが大切です。
島根県教員採用試験|個人面接の流れ
島根県教員採用試験の個人面接は、1回目と2回目で実施内容が異なります。
試験当日の流れを確認しておきましょう。
集合・受付
所定の時間までに試験会場へ集合します。
受付後は控室で待機し、試験官の案内を待ちます。
1回目の個人面接
口頭試問→模擬授業→模擬授業の内容を含む口頭試問の順で実施されます。
模擬授業の課題は事前に公表されており、当日はその中から1つが指定されます。試験時間は6分です。
待機
1回目の面接終了後は控室に戻り、2回目の面接まで待機します。
待機時間はおおむね1時間程度です。
2回目の個人面接
口頭試問→場面指導→場面指導の内容を含む口頭試問の順で実施されます。
養護教諭は場面指導の代わりにロールプレイングを実施します。試験時間は3分です。
島根県教員採用試験|個人面接の過去問
島根県教員採用試験の個人面接では、個人面接だけでなく模擬授業や場面指導も実施されます。
ここでは、実際に出題されたテーマや質問例を紹介します。
模擬授業・場面指導・ロールプレイングのテーマ
テーマは事前に公表されますが、試験当日にどのテーマが指定されるかは分かりません。
また、場面指導やロールプレイングも毎年さまざまなテーマが出題されています。
個人面接(口頭試問)の質問例
志望動機や教育観に関する質問に加え、生徒指導やICT活用、教育課題への考え方なども問われます。
- 島根県を志望する理由は。
- 島根県で教員になる魅力は。
- 教員を目指したきっかけは。
- 教育実習では何を頑張ったか。
- ICT機器は得意か。また授業でどのように使いたいか。
- ICTに詳しくない教員がいたらどう思うか。また、それが上司だったらどうするか。
- 学生生活でもっとも頑張ったことはなにか。
- 模擬授業で工夫した点はどこか。
- ストレスはどのようなときに感じるか。
- 教員はブラックと言われているがどう思うか。
- 全国学力調査について説明せよ。また、島根県の現状を知っているか。
- 島根県学力育成推進プランについて説明せよ。
ここに掲載している質問以外の準備や回答の作り方は以下の記事で解説しています。
島根県教員採用試験|個人面接まとめ
本記事では、島根県教員採用試験の個人面接について、試験内容や評価観点、過去問をまとめました。
- 個人面接は第2次試験で2回実施される
- 口頭試問に加え、模擬授業や場面指導(養護教諭はロールプレイング)が課される
- 面接では島根県が求める教員像に基づいて人物評価が行われる
- 教職への熱意や人柄、思考力・表現力、指導力などが評価される
- 過去問を活用しながら志望動機や教育観を整理しておくことが重要である
求める教師像や評価観点を理解したうえで、今までの経験や考えを自分の言葉で伝えられるよう準備を進めてみてください。
福永面接は準備で差がつきます。早めに対策を始めましょう。





