本記事では、青森県教員採用試験(通称:青森県教採)の内容を徹底解説します。
今回は、青森県の公立学校で先生になりたい方に向けて「受験ガイド」を作る気持ちで書きました。
最後まで読めば、青森県教員採用試験の概要から合格に向けた準備まで網羅的に理解できますよ!
敵を知らずして対策を始めてしまうのは、時間の無駄になりかねません。本記事を参考に青森県教員採用試験の合格に向けて着実に対策を始めていきましょう。
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青森県教員採用試験の概要
これから青森県教員採用試験の合格に向けて準備を始めるわけですが、何から手をつければいいか迷うかもしれません。
まずは敵(=試験の仕組み)を知ることから始めましょう。
求める教師像
青森県では、下記のような多岐にわたる資質を持つ、人間性あふれる人材を求めています。
- 広い教養、充実した指導力、心身の健康
- 教育者としての使命感・意欲
- 組織の一員としての自覚・協調性
- 児童生徒に対する深い教育的愛情
- 得意分野をもつ個性
「このような人物が欲しい!」という教育委員会からのメッセージなので、必ず理解しておきましょう。
年齢制限
受験資格には年齢制限があり、60歳未満の方が対象です。
具体的には、昭和41年4月2日以降に生まれた方が対象となります。
募集教科と採用予定人数
全体で300名以上の採用を予定しています。
小学校から高等学校まで幅広い校種・教科で募集がありますが、年度によっては募集がない教科もあるため注意が必要です。
具体的な募集教科と採用予定数は以下のとおりです。
| 選考区分 | 教科 | 採用数 |
|---|---|---|
| 小学校 | ー | 140 |
| 中学校 | 国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術、家庭、英語 | 95 |
| 高等学校 | 国語、公民、地理歴史、数学、物理、化学、生物、音楽、美術、書道、保健体育、家庭、英語、商業、農業、工業、水産、情報 | 40 |
| 特別支援 | ー | 35 |
| 養護教諭 | ー | 5 |
| 栄養教諭 | ー | 若干 |
自分が希望する校種や教科の募集があるか、必ず青森県教育委員会の公式発表で最新の情報を確認するようにしましょう。
試験日程(選考スケジュール)
採用試験は、春の申し込みから夏の2次試験まで、約4ヶ月にわたるスケジュールで進められます。
主なスケジュールは以下の通りです。
| 申込受付期間 | 令和7年4月4日(金) ~ 5月12日(月) |
|---|---|
| 1次試験 | 令和7年7月12日(土) |
| 1次試験 結果発表 | 令和7年8月8日(金) |
| 2次試験 | 令和7年8月30日(土)・31日(日) |
| 最終結果発表 | 令和7年9月30日(火) |
各日程をしっかりカレンダーに書き込み、計画的に準備を進めることが、合格への大切な一歩になります。
▼なお、併願等を考えている方は以下の記事も参考にしてください。全自治体の試験日程を一覧でまとめています。
試験科目(種目)
試験では、筆記試験だけでなく面接や実技もあり、教員としての総合的な資質が問われます。
主な試験科目は次のようになっています。
第1次試験
- 筆記試験
- 一般・教職教養試験
- 専門教科試験
- 特別支援教育に関する事項(※該当者のみ)
第2次試験
- 集団討論:全校種共通
- 個人面接:全校種共通
- 実技試験:
- 小学校(音楽、体育)
- 中学校・高等学校(音楽、美術、書道、保健体育、家庭、英語)
筆記試験の対策はもちろん大切です。しかし、面接や実技試験の準備も早めに始めることで、他の受験者と差をつけることができるでしょう。
【青森県教採】第1次試験の内容
青森県教員採用試験の第1次試験では、主に筆記試験によって受験者の基礎的な知識と専門性を評価します。
それぞれの試験内容と対策のポイントを詳しく解説します。
一般・教職教養
1次試験の筆記は「一般・教職教養」と「専門教科」の2科目で構成されています。
教員としての基礎知識と、これまでの一般教養を測るための試験ですね。
1次試験を突破するために、ここでしっかり得点することがとても大切になります。
一般・教職教養の概要
まずは基本情報をしっかり押さえましょう。
| 試験時間 | 60分 |
|---|---|
| 問題数 | 54問(大問12題) |
| 出題形式 | 穴埋め問題、正誤問題 |
| 解答方法 | 択一式(マークシート) |
| 配点 | 100点満点 |
上記の表からわかるように、問題数54問に対して、試験時間は60分しかありません。
このため、1問に1分以上かけてしまうと、すべての問題を解き終えることができない可能性がでてきます。
効率的に問題を解くためには、各問題にかける時間をしっかりと確認し、迅速な判断が求められます。問題演習を重ね、時間内に全部解き終われるように準備しましょう。
一般・教職教養の傾向
一般・教職教養の大きな特徴は、「教職教養」、特に「教育原理」の比重が非常に高いことです。
直近3年間の出題内訳を見ると、その傾向がよく分かります。全54問のうち、令和6年度は教職教養が30問、一般教養が24問でした。
詳しい内訳を分野ごとに見てみましょう。
▼教職教養科目
| 科目 | R6 | R5 | R4 |
|---|---|---|---|
| 教育原理 | 20 | 18 | 18 |
| 教育法規 | 5 | 6 | 6 |
| 教育心理 | 3 | 4 | 3 |
| 教育史 | 2 | 2 | 3 |
▼一般教養科目
| 科目 | R6 | R5 | R4 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 8 | 8 | 8 |
| 英語 | 4 | 4 | 4 |
| 世界史 | 1 | 1 | – |
| 日本史 | – | – | 1 |
| 地理 | 1 | 1 | 1 |
| 政治 | 1 | 1 | – |
| 経済 | 1 | 1 | 2 |
| 数学 | 4 | 4 | 4 |
| 物理 | 1 | 1 | 1 |
| 化学 | 1 | 1 | 1 |
| 生物 | 1 | 1 | 1 |
| 地学 | 1 | 1 | 1 |
このデータから、青森県の「クセ」が読み取れますね。
注目すべきポイントは以下の3点です。
- ①教職は「教育原理」が最重要!
-
教職教養30問のうち、20問(3分の2)を教育原理が占めます(2024年度)。
学習指導要領や人権教育など、頻出テーマは確実に押さえる必要があります。
- ②一般は「国語・英語・数学」が3本柱!
-
一般教養24問のうち、この3科目だけで16問(3分の2)を占めます。
特に国語は8問と突出しており、この3科目の対策が最優先です。
- ③理科・社会は「広く浅く」
-
世界史、地理、物理、化学などは各1問ずつの出題です。
深追いせず、基礎知識を押さえるのが効率的です。
一般・教職教養の対策方法
出題傾向がはっきりしているため、対策は立てやすいです。
分析結果をもとに、効率的な5つのステップで学習を進めましょう。
まず、全範囲を完璧に解こうとするのはやめましょう。
青森県は傾向がはっきりしており、出題数が1問の科目に時間をかけすぎるのは非効率です。
まずは頻出分野を完璧にすることを目標にしましょう。
学習の最優先は「教育原理」です。
この科目だけで全問題の3分の1以上を占めます。ここを得点源にすることが合格への最短ルートです。
学習指導要領や国の教育答申は、キーワードを正確に暗記しましょう。
次に「教育法規」を固めるのが効率的です。
次に、一般教養の「国語」「英語」「数学」を固めましょう。
一般教養24問のうち、この3科目だけで16問(3分の2)を占めるため、安定した得点源になります。
国語の漢字や文学史、英語・数学の基礎問題など、標準的な問題を確実に解けるように復習しましょう。
歴史・地理や、物理・化学などは「深追い禁物」です。
これらの科目は、各1問ずつしか出題されない傾向にあります。 1点のために多くの時間をかけるのは非効率です。
中学・高校の基礎的な知識の確認に留め、市販の対策本で要点だけ復習するのをオススメします。
最後の仕上げとして、必ず「時間を測って解く」練習をしましょう。
知識があっても、60分で54問を解くスピードがなければ得点につながりません。
過去問や問題集を解く際は「60分」をタイマーで設定します。「わからない問題は飛ばす」という判断力も、この練習で養いましょう。
▼より具体的な教職・一般教養の勉強法や、オススメの参考書については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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教科専門
教科専門は、志望する校種・教科に関する専門的知識を測るための筆記試験です。
小学校・中学校・高校・特別支援学校・養護教諭など、受験する校種や教科によって出題範囲が異なります。
それぞれに特化した学力が求められる試験です。
教科専門の概要
まずは基本情報をしっかり押さえましょう。
| 試験時間 | 小学校:110分 その他:90分 |
|---|---|
| 問題数 | 教科・科目による |
| 出題形式 | 記述式 |
| 配点 | 小学校:250点 その他:100点 |
教科専門の傾向
青森県の教科専門は、基礎・基本を重視する傾向にあります。
学習指導要領の範囲から、標準的な難易度の問題が多く出題されます。すべて選択式のため、いかに正確な知識を蓄えているかが勝負です。
過去問を分析すると、自分の教科で「どこが重点的に問われるか」が見えてきます。
まずは過去問を解き、出題のクセを掴むことが大切です。
教科専門の対策方法
専門教科の対策は、「過去問分析」と「基礎知識の徹底」がポイントです。
まずは直近3〜5年分の過去問に挑戦しましょう。出題範囲、形式、難易度を肌で感じることがスタートです。
過去問で間違えた分野や、頻出分野を徹底的に復習します。
教科書や大学の専門書、学習指導要領解説などを使い、知識を確実に定着させます。
選択式の対策として、正解以外の選択肢が「なぜ違うのか」を説明できるようにすることも有効です。
▼教科専門の具体的な勉強方法や、おすすめ教材、学習スケジュールについては、下記の記事も参考にしてください。
【青森県教採】第2次試験の内容
青森県教員採用試験の二次試験は、「集団討議」、「個人面接」、「実技試験」が行われます。
それぞれの特徴や対策のポイントを解説します。
集団討議
集団討論は、複数の受験者が一つのグループとなりテーマに沿って話し合う人物試験です。
あなたのコミュニケーション能力や協調性、教育への熱意が評価されます。
うまく話すこと以上に、周りの意見をしっかり聴けるかが重要になる、奥が深い試験ですよ。
集団討議の概要
まずは基本情報をしっかり押さえましょう。
| 試験時間 | 20分 |
|---|---|
| 受験人数 | 5人程度 |
| 面接官 | 3人 |
| 配点 | 150点満点 |
集団討議の流れ
最初に試験で話し合うテーマが発表されます。
控室でテーマについて、自分の考えを3分間でまとめます。時間になったら、試験室へ移動。
面接官から受験者の確認や試験に関する説明があります。
最初に提示されたテーマに沿って、20分間の話し合いをします。
集団討議の評価基準
| 話し方・聞き方 | 適切な言葉遣いや態度で臨み、誠意をもって話したり聞いたりしているか。また、討論に積極的に参加しようとしているか。 |
|---|---|
| 発言内容 | テーマを正しく理解し、自分の考え方を持っているか。 また、目的意識や問題意識を持ち、建設的な内容であるか。 |
| 態度・印象 | 礼儀正しく、落ち着きがあり、服装や態度など他に対して好ましい印象を与えているか。 |
| 協調性 | 周囲との協調性が感じられ、チームで力を発揮できる人物か。 |
| 教員としての適性 | 教育者としての使命感、子どもに対する教育的愛情、豊かな人間性を有しているか。 |
集団討論の過去問
▼令和7年度
| 小学校 | 確かな学力を身に付けさせるためには、思考力・判断力・表現力等を育成する授業づくりが求められます。このことについて、どのように取り組むか、話し合ってください。 |
|---|---|
| 中学校 | 近年、小中学校の不登校児童生徒数は増加しており、不登校傾向の児童生徒に対する早期の働き掛けが重要です。このことについて、どのように取り組むか、話し合ってください。 |
| 高校 | 確かな学力の定着や向上を図るためには、学ぶ意欲を高めるとともに学び方を身に付けることができるよう、指導を工夫することが大切です。このことについて、どのように取り組むか、話し合ってください。 |
| 特別支援 | こどもが様々な活動に自信や意欲を持って取り組むためには、自己肯定感を高めることが大切です。特別支援教育において、自己肯定感を高める指導にどのように取り組むか、話し合ってください。 |
| 養護教諭 | 児童生徒が健康課題の解決を図り、学校生活によりよく適応していけるようにするためには健康相談を行うことが重要です。養護教諭として、児童生徒の健康相談にどのように取り組むか話し合ってください。 |
| 栄養教諭 | 本県児童生徒の肥満傾向児出現率は、男女ともに全年齢層で全国平均を上回っています。児童生徒の肥満を解消するために、栄養教諭としてどのように取り組むか、話し合ってください。 |
▼令和6年度
| 小学校 | 子どもたちが安全に関する情報を正しく判断し、生涯を通じて安全な生活を送ることが できるよう、「安全教育(学校安全)」について、どのように取り組むか、話し合ってください。 |
|---|---|
| 中学校 | 子どもたちが我が国や諸外国の文化と伝統について関心と理解を深め、国際社会に貢献できるよう、「異なった文化や習慣をもつ人々との交流の推進」について、どのように取り組むか、話し合ってください。 |
| 高校 | 学校生活上の諸問題を自ら積極的に見いだし、自主的に解決できるようにするためには、一人一人の生徒に自己存在感を持たせたり自己決定の場を与えたりするなど、生徒指導の機能を最大限に生かした学年・学級・ホームルーム経営が必要です。このことについて、どのように取り組むか、話し合ってください。 |
| 特別支援 | 交流及び共同学習においては、障害のある子どもと障害のない子どもの相互理解の促進 が大切です。このことについて、交流及び共同学習の実施に当たり、どのように取り組むと効果的か、話し合ってください。 |
| 養護教諭 | 児童生徒の適切な保健管理のためには日常的に健康観察を行うことが重要です。養護教論として、児童生徒の健康観察にどのように取り組み、また、どのように活用するのか話し合ってください。 |
| 栄養教諭 | 毎日朝食をとることは、基本的な生活習慣を身に付ける上で重要な要素の一つです。「朝食」をテーマに、栄養教諭としてどのように取り組むか、話し合ってください。 |
▼令和5年度
| 小学校 | 急速に情報化が進む社会においては,一人一人の子どもの情報活用能力の育成が求められます。このことについて,どのように取り組むか,話し合ってください。 |
|---|---|
| 中学校 | 確かな学力を育成するためには,一人一人の子どもの能力・適性に応じた指導が求められます。このことについて,どのように取り組むか,話し合ってください。 |
| 高校 | 変化の激しい社会の中で,主体的に判断し柔軟に対応できる人材を育成することが求められています。このことについて,どのように取り組むか,話し合ってください。 |
| 特別支援 | 子どもが人との関係性を構築したり,考えを広げ深めたりするためには,「対話的な学び」が大切です。このことについて,特別支援学校において,どのように取り組むか,話し合ってください。 |
| 養護教諭 | アレルギー疾患は,生命の危機を伴うアナフィラキシーショックに進行するものもあり注意すべき疾患です。このことについて,児童生徒が安心・安全に学校生活を送るための環境づくりに養護教諭としてどのように取り組むか話し合ってください。 |
| 栄養教諭 | 生活習慣病予防のためには,適切な量の塩分を摂取することが大切です。「減塩」をテーマに,栄養教諭としてどのように取り組むか,話し合ってください。 |
集団討論の対策方法
集団討議で評価される人には、2つの共通点があります。
それは、「話す中身(知識)」と「伝え方(スキル)」の両方をバランス良く備えていることです。
いくら良いことを言おうとしても、教育に関する知識や自分の考えがなければ話は深まりません。逆に、知識があっても、一方的に話すだけでは協調性がないと判断されてしまいます。
以下の3ステップを意識して対策しましょう。
過去のテーマを見ると、「教育時事」や「理想の教師像」がよく問われるのが分かりますね。
まずは文科省や青森県の資料を見て、最新の教育課題について知識を仕入れましょう。その上で、「自分ならどうするか」を考えておくことが、全ての土台になります。
日頃から友人や仲間と、教育問題について話す機会を作りましょう。
練習では、「〇〇という理由で、私は△△と考えます」のように、常に根拠をセットで話すクセをつけることが大切です。
本番さながらの練習は、最低でも1〜2回は経験しておきましょう。
緊張した中で初対面の人と議論するのは、想像以上に難しいからです。
大学のキャリアセンターや予備校の模擬面接などを活用し、客観的なアドバイスをもらうと、自分の課題がはっきり見えますよ。
知識とスキルの両輪をしっかり準備して、自信を持って本番に臨んでください。
個人面接
個人面接は、第2次試験で最も重視される選考項目です。
筆記試験では測れない「教員としての適性」や「人柄」を見極めるために実施されます。
個人面接の概要
まずは試験の基本情報を確認しましょう。
| 試験時間 | 20分 |
|---|---|
| 面接官 | 3人 |
| 配点 | 150点満点 |
個人面接の傾向
青森県の個人面接では、「教員としての意識の高さ」と「県の教育方針への理解」が問われます。
志望動機や自己PRといった定番質問に加え、次のような特色が見られます。
- 教育現場での判断力を問う場面指導型の質問
- 子ども理解、協働性、柔軟性を評価する対話
- 青森県の教育施策(ICT、チーム学校など)への意識
「どんな教員になりたいか」「青森県で働く意味」を、自分の体験や価値観と結びつけて語れることが重要です。
個人面接の対策方法
- ①過去の質問項目を把握する(過去問分析)
-
まずは、過去に問われた質問項目を把握することが重要です。
教員採用試験では大きく質問項目が変わることはなく、同じような質問を皮切りにして行われます。
そのため、これまでの面接で聞かれている定番の質問項目を把握し、それに対する回答を準備しておく必要があるのです。
- ②質問に対する回答を練る(自己分析)
-
次に、質問項目に対する回答を考えていきましょう。
想定問答集を用意し、教育観・場面対応・人間関係に関する質問に「自分の言葉」で答えられるよう訓練が必要です。
これまでの経験や体験が重要になるので、時間をかけて思い返しながら具体的に内容を考えてください。
- ③練習と修正を繰り返す(実践)
-
上記①と②で面接対策の70%は終了したことになりますが、まだまだ終わりではありません。
どれだけ素晴らしい回答を練ったとしても、それが面接官に伝わらなければ意味がないのです。
したがって、過去の質問項目で傾向を把握し、回答を作成したら模擬面接を多く重ねることが重要。
面接では内容だけでなく、あなたの印象(表情や態度、話し方など)も評価対象です。
- 自分の言いたいことが正確に伝わっているか。
- 年齢や経験に応じた話ができているか。
- 笑顔でハキハキ喋れているか。
このような部分は一人では判断できないため、第三者に評価・判断してもらう作業が必要となります。
この点はあらかじめ理解しておいてくださいね。
▼過去の質問項目や評価基準などをまとめた詳細記事を公開しています。
実技試験
青森県教員採用試験の実技試験は、専門的技能や実践的能力があるかどうかを評価・判断する人物試験です。
専門知識の有無だけでなく、児童生徒に知識を伝えるための教育的なアプローチや方法論も重要視されます。
実技試験の概要
中学校、高校のうち、以下の教科および小学校の受験者が対象です。
- 音楽
- 美術
- 書道
- 保健体育
- 家庭
- 英語



配点は100点満点です!
実技試験の傾向
実技試験のテーマをまとめています。
実技試験の対策方法
何ができて、できていないのかを早めに把握するようにしましょう。そのうえで出来るように少しずつ技能を磨いていくことが最適解です。
また、自己評価だけでなく、指導者や同僚からフィードバックをもらうことで、自分では気づかない改善点を発見することができます。
なお、課題に沿って完璧にできることにくわえて、熱意や意欲、態度なども評価対象です。
毎年大きく内容が変わることは少ないため、直近の出題例と形式を把握し、試験本番で戸惑わないようにしておきましょう。
青森県教員採用試験に関するFAQ
ここでは、青森県教員採用試験について、受験生からよく寄せられる質問にお答えします。
Q. 過去問はどこで手に入りますか?
オンライン上では公開されていませんが、過去3年分の試験問題を入手することができます。出題内容や形式、問題レベルを把握するのに活用しましょう。
過去問を活用することで、試験対策が効果的に進められますよ。
Q. 最新の倍率はどれくらいですか?
詳細は次のとおりです。
- 受験者数:900人
- 合格者数:366人
昨年度の2.8倍から0.3ポイント低下しており、過去7年間で最も低い倍率となりました。
▼青森県教員採用試験の倍率は以下の記事で詳しく解説しています。



その他、青森県に関する質問・相談は公式LINEまで!
まとめ|青森県教員採用試験は難しいのか?
青森県教員採用試験は、しっかりと対策をすれば決して突破が不可能な試験ではありません。
ただし、合否は筆記試験の得点だけで決まるわけではありません。面接で問われる人間性や指導観も大きく評価されるため、努力の方向性を誤らないことが重要です。
実際、筆記試験を通過しても、二次試験でなかなか合格できない受験者も一定数存在します。
「どうせ無理かも…」と感じる瞬間があっても大丈夫。正しい努力は、必ず報われます。この記事が、あなたの“合格までの道しるべ”になれば幸いです。
本記事はここまでです。
本サイトでは、青森県教員採用試験の合格に必要な情報を多く配信しています。
これから本格的に対策を始めたい方は、ぜひ他の記事も参考にして、自分に合った準備を進めていきましょう。
もし一人での対策に困ったり、不安を感じたりしたときは、遠慮なく僕を頼ってください。あなたが合格できるよう、全力でサポートします!
▼個別コーチングは以下の記事をご覧ください。
▼青森県以外の試験内容が知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。


