最終合格をより確実にするには、筆記試験だけでなく、面接試験の準備も早めに取り掛かることが重要です。
本記事では、広島県教員採用試験の面接対策に必要な過去問(質問例)を中心に、概要と対策方法を詳しく解説します。
早いうちに面接試験を理解し、攻略できるように準備を始めましょう。
広島県教員採用試験 面接の過去問
広島県教員採用試験の個人面接では、「教員を目指した理由は何ですか?」みたいなベタな質問から、『「チーム学校」にどのように取り組んでいきますか。?』といった、教員採用試験ならではの質問まで幅広く聞かれています。
ここでは、実際の面接試験で聞かれた過去問(質問例)を抜粋して紹介します。
質問例
- 学校で行っている新型コロナウイルスの対策についてどう思いますか。
- 学校で新型コロナウイルスのクラスターを発生させないために、こうした方が良いと思うことはありますか。
- 「チーム学校」にどのように取り組んでいきますか。
- 10年後の自分について教えてください。
- あなたの教員に向いていると思うところはどこですか。
- アルバイトの内容と学んだことを教えてください。
- アルバイト経験で今後活かせることはありますか。
- いじめを発見したら担任としてどうしますか。
- コロナ対策で教師が疲弊しているニュースを聞いてどう思いますか。
- 一番初めの授業で、何を伝えたいですか。
- 今まで頑張ったことは、教職にどう活かせますか。
- あなたのセールスポイントを教えてください。
- あなた自身が学生時代の部活動で得たものは何ですか。
- あなた自身が部活動で壁にぶつかったことはありますか。
- アンケートに書いてあること以外で、気になる施策はありますか。
- いじめについてどう思いますか。
- いじめの解決策は何かありますか。
- 今までの経験で、挫折を乗り越えた経験を教えてください。
【2024年版】広島県教員採用試験 面接の過去問と回答例+α」でもまとめています。
この他の質問例や回答例は、こちらの「広島県教員採用試験 面接の概要
広島県教員採用試験の面接の概要をまとめています。
面接の試験時間・形式
試験時間 | 25分~30分 |
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面接官 | 3人 |
形式 | 個人面接 (コンピテンシー評価型) |
配点 | A~F |
面接の評価基準
面接試験では、面接官それぞれが下記の観点に沿ってA~Fの6段階で評価します。
指導力 | ・児童・生徒の考えを引き出そうとしているか ・児童・生徒に見通しを持って学習させようとしているか ・児童・生徒の自らの考えを深めさせようとしているか ・発達段階に応じた指導となっているか ・児童・生徒を引き付ける表情や動作ができているか |
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表現力 | ・相手に伝わるように動作・言葉等を工夫しているか ・児童・生徒を引き付ける表現ができているか ・主旨が簡潔・的確で話すことに統一性があるか ・話に気迫・説得力はあるか ・音声は明瞭で流ちょうか ・用語は適切か |
専門性 | ・教科指導に関する基礎的能力はあるか ・適切な学級経営が期待できるか ・生徒指導に意欲的に取り組むことが期待できるか |
教育的愛情 使命感 | ・児童・生徒に対する深い愛情を持っているか ・教育に対する熱情を持っているか ・教育者としての使命・責任を自覚しているか |
倫理観・人間性 | ・誠実で責任感は強いか ・忍耐力があり、しっかりしているか ・意志は強いか ・信頼される人物か |
柔軟性 | ・児童・生徒を正しく理解し、柔軟に対応できるか ・最近の教育課題を的確にとらえているか ・日頃から研究・修養に努めているか |
コミュニケーション能力 | ・質問内容を正しく理解できるか ・適切な判断を下せるか ・反応が早いか |
積極性 意欲 | ・活気があるか ・正しいと思うことは実行に移す行動的な性格か ・人が好まないような仕事でも進んで解決しようとする気迫があるか ・困難な状況を克服できる性格か |
協調性 協働性 | ・温和で円満な感じを与えるか ・ものの見方、考え方に独断的なところがないか ・他人の意見を取り入れ、指導・統率できるか |
態度 | ・動作・態度は適切か ・全体の態度が落ち着いているか ・明るく表情豊かであるか ・服装・髪型は適切か ・礼儀や姿勢はよいか ・真面目に応答しているか |
E評価がつくと不合格が決定するので気をつけましょう。
広島県教員採用試験 面接カード(アンケート)の重要性
面接カード(アンケート)とは、二次試験の個人面接で使用される資料のことです。
氏名や学歴などの基本情報にくわえ、志望動機や自己PRなどを記入して提出します。
事前にしっかりと準備し、面接カード(アンケート)を基にした質問にも対応できるようにしておくことが大切です。
面接カード(アンケート)の提出
作成した面接カード(アンケート)は二次試験日に提出します。
面接カード(アンケート)は、広島県教育委員会のHPで公開されるので、チェックしてください。
面接カード(アンケート)の内容
面接カード(アンケート)は面接官があなたの背景や考え方を理解するための重要な資料ですので、正確かつ丁寧に記入しましょう。
特に志望動機や自己PRは具体的なエピソードを交えて書くことで、あなたの熱意や適性をアピールできます。
面接カード(アンケート)の書き方
面接カード(アンケート)の書き方は、こちらの「教員採用試験の面接シート(カード)とは?書き方やポイントを徹底解説」で詳しく解説しています。
面接官を惹きつけるポイントなどもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
広島県教員採用試験 面接対策はいつから始める?
教員採用試験の面接対策は、できるだけ早く始めることが重要です。
広島県教員採用試験の倍率が低下しているため、筆記試験よりも面接試験の重要度が増しています。
そのため、筆記試験の合格発表後に少し面接練習をしたくらいでは、高評価を得るのは難しいです。
せっかく筆記試験を突破しても、面接で失敗してしまうのは非常に悔しいですよね。そうならないためにも、早めに面接対策を始めましょう。
具体的な面接対策の方法については、以下の記事を参考にしてください。
広島県教員採用試験 面接まとめ
広島県教員採用試験に合格するためには、面接試験の攻略が必要不可欠です。
対策といえば筆記試験に気を取られがちですが、面接試験の評価が悪いと最終合格は難しくなります。
面接対策の基本は「予想される質問を知り、ベストな回答を準備する」ことです。
そして、第三者にきちんと伝わるかどうか、話し方や表情、態度などを確認しながら練習を続けることが重要です。
まずは過去問を使いながら、自分なりの回答を考えてみましょう。
今回ご紹介したのはほんの一例ですが、ぜひ取り入れていただければ幸いです。
受験ガイド2024|広島県教員採用試験の内容と対策のポイント』を参考にしてください。
面接試験以外の内容や対策についてさらに詳しい情報が必要な場合は、こちらの『
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