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【面接対策】徳島県教員採用試験 個人面接の内容と過去の質問例

徳島県教員採用試験の面接対策

徳島県教員採用試験の二次試験では面接試験が実施されます!

「どんなことを聞かれるんだろう?」
「模擬授業のテーマは何だろう?」

と、不安な気持ちを抱えている方も多いのではないでしょうか。

徳島県教員採用試験において、面接の配点は非常に高く、合否を分ける重要な種目です。しかし、評価されるポイントと正しい対策法を知れば、何も恐れることはありません。

この記事では、徳島県教員採用試験の面接について、以下の点を網羅的に解説します。

  • 二次試験の配点と面接の重要性
  • 模擬授業の過去テーマと評価のポイント
  • 個人面接の頻出質問と回答のヒント
  • 明日から始められる具体的な対策3ステップ

この記事を最後まで読めば、面接への不安が自信に変わり、万全の準備で本番に臨めるようになります。一緒に合格を掴み取りましょう!

この記事は、令和8年度(2025年実施)試験の合格を目指す方向けの内容です。最新の「選考方針」に加え、昨年度までの試験データを基に分析・解説しています。

目次

徳島県教員採用試験の面接概要

まずは、徳島県教員採用試験の面接試験がどれほど重要なのか、どのような形式で行われているのかを把握しておきましょう。

試験の流れ:模擬授業から個人面接まで

当日の流れは、受験経験者の報告によると、以下のようになっています。

STEP
集合・構想(約30分)
  • 指定された会場で、模擬授業のテーマが書かれた教科書のコピーとメモ用紙が配られます。
  • 約30分間で授業の構想を練ります。
STEP
入室・模擬授業(約5分)
  • 試験官の前で、構想した授業の一部を5分間で行います。
  • 生徒役は試験官ですが、応答はないため、実際に生徒がいるかのように振る舞う必要があります。
STEP
個人面接(約30分)
  • 模擬授業終了後、そのまま同じ会場で個人面接に移ります。
  • 自身の模擬授業に関する振り返りから始まり、様々な質問がされます。

構想から面接終了まで、一連の流れで行われることをイメージしておきましょう。

【模擬授業】過去テーマと評価のポイント

では、具体的にどのような模擬授業が求められるのでしょうか。過去のテーマと評価基準を見ていきましょう。

過去の模擬授業テーマ一覧

令和5年度(2023年実施)の試験では、以下のようなテーマが出題されました。

校種・教科題材・単元
小学校台形と平行四辺形
中学校国語黄金の扇風機
社会急速に成長する南アジア
数学文字式の活用
理科栄養分と消化
音楽多声音楽の魅力を味わおう「フーガ ト短調」
美術空想からの表現
保健体育運動やスポーツへの多様な関わり方
技術構造をじょうぶにするための技術を知ろう
家庭私たちの消費生活
英語Lesson 2 The Eagles in Hokkaido Write about protecting wildlife in Japan.
高校国語古文「俳諧の世界を参考に,自分の体験や思いを散文
で表現しよう③」
日本史武士の社会
世界史イスラーム世界の形成と拡大
地理世界の工業
公民司法参加の意義
数学ユークリッドの互除法
物理音と振動
化学化学反応とエネルギー
生物遺伝情報の発現
地学銀河のスペクトルの赤方偏移と後退速度
保健体育現代社会と健康
音楽曲想に合った演奏を工夫しよう(リコーダー四重奏)「グリーンスリーヴス」
美術想像してあらわす
書道漢字の書 行書「鑑賞と臨書」
英語Purifying Powder
家庭高齢者とかかわる
情報モデル化とシミュレーション
農業作物の繁殖と育種
機械機械に働く力
電気電力と熱
建築住宅について学ぼう
デザインデザインについて学ぼう
土木単位と数理処理
商業論理的な思考の方法
看護感染予防
特別支援小学部せつぶん はこを 作る
中学部みんなでゲームをしよう!トランプゲーム神経衰弱編
高等部職場への連絡方法を学ぼう

特定の単元について、深い知識だけでなく、生徒の興味を引き出し、主体的な学びに繋げるための授業展開が求められていることがわかります。

評価のポイントは「授業実践力」と「授業構想力」

徳島県教育委員会が示す「評価のポイント」によると、模擬授業は主に以下の観点から評価されます。

授業実践力
  • 教員として落ち着いているか。
  • 児童生徒に向き合う熱意や意欲があるか。
  • 明るい表情や笑顔、はっきりとした話し方ができているか。
授業構想力
  • 児童生徒の興味関心を高める工夫があるか。
  • 要点を押さえた分かりやすい説明・板書か。
  • ICT等の活用を取り入れた授業を構想しているか。
カリキュラム・マネジメント力

学習指導要領の「目標」や「内容」に沿っているか。

授業省察力・改善力

自分の授業を適切に自己評価し、改善点を見つけているか。

特に注目したいのは「ICT等の活用」です。

徳島県は「教育DXの推進」を掲げており、授業でのICT活用能力は必須のスキルと見なされています。構想段階で、タブレットや電子黒板をどのように活用するかを具体的に盛り込むことが重要です。

【個人面接】頻出質問15選と回答のヒント

模擬授業の後は、個人面接です。

ここでは、過去の受験者から教えてもらった質問例をもとに、面接官を納得させる回答のヒントを解説します。

① 徳島県・自己PRに関する質問

  • 志望動機は何ですか。
  • 徳島県を志望した理由は何ですか。
  • 併願はしていますか。(合格した場合どうするか)
  • 自己肯定感が高まった経験はありますか。

【回答のヒント】

「徳島県をなぜ選んだのか」という質問には、単に「自然が好きだから」といった理由だけでなく、徳島県の教育施策と自分のやりたい教育を結びつけることが不可欠です。

県の「第4期教育振興計画」に目を通し、「GIGAスクール構想の推進」や「エシカル消費教育」など、共感する部分を具体的に述べられるように準備しましょう。

福永

共感するだけじゃダメ。誰でも言えるからね!共感できる部分を自分の経験に落とし込むことがポイントです!

② 教師の資質・教育観に関する質問

  • 教員の不祥事をどう思いますか。
  • 学校の役割や存在意義は何だと思いますか。
  • チーム学校とは何か説明してください。
  • ストレスをどんなときに感じ、どう解消していますか。

【回答のヒント】

「チーム学校」など、教育界の重要ワードは必ず押さえておきましょう。

単に用語を説明するだけでなく、「私は〇〇の専門性を活かして、スクールカウンセラーや地域の方々とこのように連携し、チーム学校の一員として貢献したい」と、自分の役割を具体的に語ることが大切です。

③ 生徒指導・学級経営に関する質問

  • いじめの防止策を教えてください。
  • 不登校の子ども・保護者にはどう対応しますか。
  • ブラック校則をどう思いますか。
  • 安全安心なクラスにするには何が必要だと思いますか。

【回答のヒント】

いじめや不登校といった難しい課題に対しては、「一人で抱え込まず、学年団や管理職と情報を共有し、組織として対応する」という姿勢を示すことが重要です。

また、「生徒主体の校則見直し」も徳島県が推進する施策の一つなので、ブラック校則の質問と関連付けて話せると良いでしょう。

④ ICT活用・徳島の教育施策に関する質問

  • ICTをどのように活用しますか。(メリット・デメリットは)
  • 模擬授業でICTを活用するとしたらどうしますか。
  • (模擬授業後)今の授業で何割の子どもが理解できたと思いますか。
    • →理解できていない子どもにどう対応しますか。

【回答のヒント】
ICTの活用については、徳島県の「GIGAスクール構想の更なる展開」の方針を踏まえ、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の実現という視点から具体例を挙げましょう。

例えば、「意見共有アプリで多様な考えに触れさせ、対話を深める」といった使い方を提案できると評価が高まります。


より詳しい過去の質問項目や対策のポイントを下記の記事でまとめています。あわせてご覧ください。

今日からできる面接対策3ステップ

ここまで読んできて、やるべきことが明確になったのではないでしょうか。

最後に、合格を確実にするための具体的な対策を3ステップでご紹介します。

Step1: 「とくしま教員育成指標」で求める教師像を理解する

まずは、敵を知ることから。徳島県教育委員会がどのような教員を求めているのかを、公式資料から読み解きましょう。

特に「とくしま教員育成指標」と「第4期徳島県教育振興計画」は必読です。

これらの資料から、

  • 「主体的に学び続ける教員」
  • 「ICTを活用し、教育DXを推進できる教員」
  • 「地域と連携し、徳島ならではの教育を創造する教員」

といったキーワードが見えてきます。

面接の回答すべてに、この「徳島県が求める教師像」に合致する自分をアピールする視点を取り入れましょう。

Step2: 頻出質問への回答を準備し、声に出して練習する

求める教師像を理解したら、次に自己分析です。

頻出質問に対し、「自分の経験」と「徳島の教育方針」を絡めながら、あなただけの回答の骨子を作成します。

文章が完成したら、必ず声に出して時間を計りながら話す練習を繰り返してください。黙読するだけでは、話すときのリズムや言葉の詰まりに気づけません。

福永

スマートフォンで録画・録音し、自分の表情や声のトーンを客観的に確認するのも効果的です。

Step3: 第三者に模擬面接を依頼する

自分一人での練習には限界があります。必ず、大学のキャリアセンターの職員や教職課程の先生、予備校の講師など、第三者に模擬面接を依頼しましょう。

客観的なフィードバックをもらうことで、自分では気づけなかった癖や、回答の分かりにくい部分が明確になります。

厳しい指摘を受けるかもしれませんが、それこそが合格への近道です。本番同様の緊張感を体験しておくことで、自信を持って二次試験に臨むことができます。


今回は個人面接の対策に絞ってお伝えしましたが、他の面接試験も含めた総合的な対策は、こちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ:自信を持って二次試験に臨もう

今回は、徳島県教員採用試験の面接対策について、配点や過去問、具体的な対策法まで詳しく解説しました。

  • 二次試験は面接の配点が9割を占める最重要関門。
  • 模擬授業では「ICT活用」を意識した授業構想力が問われる。
  • 個人面接では「徳島県の教育方針」を理解した上での回答がカギ。
  • 「求める教師像の理解」「声に出す練習」「模擬面接」の3ステップで万全の準備を。

この記事で紹介したポイントを一つひとつ実践すれば、あなたの面接力は確実に向上します。

徳島県の未来を担う子どもたちのために、あなたの熱意と強みを存分にアピールしてきてください。応援しています!

もし、「もっと多くの過去問や回答例を見てみたい」「自分の回答を添削してほしい」と感じたら、一歩踏み込んだ対策を取り入れるのも非常に有効です。

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