堺市教育委員会は、2026(令和8)年度堺市教員採用試験における一次試験の合格者を発表しました。
この記事では、本日発表された2026(令和8)年度堺市教員採用試験の第1次試験結果を、前年度と比較しながら詳しく分析していきます。
二次試験へ進む方も、来年度を目指す方も、まずは最新の動向をチェックしましょう。
目次
【2026年度】堺市教員採用試験の一次試験結果
2026(令和8)年度堺市教員採用試験の一次試験は、筆答試験が6月14日(日)、面接試験が6月21日(土)から7月13日(日)にかけて行われ、申込者数732人のうち536人が受験し、309人が合格しました。
全体の受験者数は前年度から17名減少、合格者数も28名減少したため、全校種の実質倍率は1.7倍と、昨年度の1.6倍からわずかに上昇しました。
| 採用年度 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 536 | 309 | 1.7 |
| 2025年度 | 553 | 337 | 1.6 |
校種別の結果
次に、校種ごとの詳しい結果を見ていきましょう。
| 校種 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|
| 小学校 | 201 (290) | 151 (178) | 1.3 (1.6) |
| 小学校 外国語推進 | 6 (4) | 6 (1) | 1.0 (4.0) |
| 中学校 | 207 (275) | 88 (120) | 2.4 (2.3) |
| 特別支援学校 | 55 (21) | 37 (15) | 1.5 (1.4) |
| 高等学校 | 2 (3) | 1 (2) | 2.0 (1.5) |
| 養護教諭 | 55 (50) | 19 (16) | 2.9 (3.1) |
| 栄養教諭 | 10 (10) | 7 (5) | 1.4 (2.0) |
( )は昨年度の数値
※中学校と特別支援学校は昨年度と試験区分が異なるため、単純比較が難しい点にご注意ください。
- 小学校:受験者、合格者ともに大きく減少しました。その結果、倍率は1.3倍と昨年度の1.6倍から緩和されました。教員不足が叫ばれる中、堺市でも小学校教員を確保したいという意図がうかがえます。
- 中学校:昨年度は「中学校・特別支援学校中学部」として一括募集でしたが、今年度は分離されました。単純比較は難しいものの、倍率は2.4倍とやや高くなっています。専門性がより重視される傾向にあるかもしれません。
- 特別支援学校:こちらも中学部が分離されたため、単純比較はできませんが、受験者数・合格者数ともに増加しており、ニーズの高さが継続していることが分かります。
- 養護教諭:倍率は2.9倍と、昨年度の3.1倍からわずかに下がりましたが、依然として3倍近い高倍率です。引き続き狭き門と言えるでしょう。
- 栄養教諭:昨年度と同じ受験者数でしたが、合格者が増えたことで倍率は1.4倍に緩和されました。
今後の流れ(スケジュールなど)
一次試験を突破された皆さん、本当におめでとうございます。二次試験に向けて、気持ちを新たに引き締めていきましょう。
二次試験の日程
2024年8月9日(土)から9月7日(日)
二次試験の内容
筆答試験、実技試験、面接試験
結果発表
2024年9月26日(金)予定
まとめ|二次試験に向けて万全の準備を
今回は、2026年度堺市教員採用試験の一次試験結果を分析しました。
全体としては倍率が微増し、校種によって採用状況に違いが見られました。
二次試験に進まれる方は、面接や実技試験に向けて、自己分析や模擬授業などの対策を徹底してください。
今回残念ながら一歩及ばなかった方も、この分析を来年度の戦略立案に活かし、今日から新たな一歩を踏み出しましょう。応援しています!
