大分県教育委員会は2025年7月15日、2026(令和8)年度大分県教員採用試験の第1次試験合格者を発表しました。
この記事では、発表されたばかりの2026(令和8)年度大分県教員採用試験の第1次試験結果を、前年度と比較しながら詳しく分析していきます。
ご自身の受験結果の振り返りや、来年度の受験戦略を立てるために、ぜひ最後までご覧ください。
【2026年度】大分県教員採用試験の一次試験結果
2026(令和8)年度大分県教員採用試験の一次試験(特別選考の一部を除く)は、合計1,054人が受験し、591人が合格しました。
全体の受験者数は前年度から193名と大幅に増加し、それに伴い合格者数も86名増加しました。
結果として、全体の一次試験実質倍率は1.78倍となり、前年度の1.70倍からわずかに上昇しています。
| 採用年度 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|
| 2026 | 1,054 | 591 | 1.78 |
| 2025 | 861 | 505 | 1.70 |
校種別の結果
次に、校種別の結果を見ていきましょう。 特に、養護教諭は倍率が大きく上昇しており、厳しい試験であったことがうかがえます。
| 校種 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|
| 小学校 | 230 (188) | 203 (171) | 1.1倍 (1.1倍) |
| 小中学校連携 | 21 (12) | 6 (5) | 3.5倍 (2.4倍) |
| 中学校 | 283 (243) | 160 (158) | 1.8倍 (1.5倍) |
| 高等学校 | 279 (263) | 126 (104) | 2.2倍 (2.5倍) |
| 特別支援学校 | 91 (52) | 57 (35) | 1.6倍 (1.5倍) |
| 養護教諭 | 121 (82) | 20 (20) | 6.1倍 (4.1倍) |
| 栄養教諭 | 15 (10) | 6 (3) | 2.5倍 (3.3倍) |
| 特別選考Ⅰ・Ⅱ | 14 (11) | 13 (9) | 1.1倍 (1.2倍) |
( )は昨年度の数値。実質倍率は小数点第2位を四捨五入。特別選考Ⅰ・Ⅱは合算して表示。
- 小学校: 受験者数・合格者数ともに増加しましたが、倍率は1.1倍と横ばいです。引き続き、教員になるチャンスが広い校種と言えるでしょう。
- 中学校: 受験者数が40名増加したのに対し、合格者数はほぼ横ばいだったため、倍率は1.5倍から1.8倍へと上昇しました。
- 高等学校: 受験者数は増加しましたが、合格者数もそれ以上に増やしたため、倍率は2.5倍から2.2倍へと緩和されました。
- 特別支援学校: 近年の需要の高まりを反映し、受験者・合格者ともに大きく増加しています。倍率もわずかに上昇しました。
- 養護教諭: 合格者数が20名で変わらない中、受験者数が約40名も増加したため、倍率が4.1倍から6.1倍へと急激に高まりました。非常に狭き門となっています。
- 栄養教諭: 受験者増に対して合格者枠も倍増したため、倍率は3.3倍から2.5倍へと下がりました。
今後の流れ
今後の選考スケジュールは以下の通りです。 二次試験に向けて、面接や模擬授業の準備を計画的に進めていきましょう。
2次試験の日程
2025年8月1日(土)~ 8月9日(土)までの間の指定日
2次試験の結果発表
2025年8月29日(金)
2次試験の内容
- 個人面接
- 模擬授業
- 実技試験
※詳細は必ず公式の発表をご確認ください。
出典元: 大分県教育委員会ウェブサイト https://www.pref.oita.jp/site/kyoiku/r8oita-kyoinsaiyo.html
まとめ|二次試験に向けて
今回は、大分県の教員採用試験(一次)の結果を分析しました。
全体の受験者数が増加し、特に養護教諭などで厳しい結果となりましたが、小学校のようにチャンスが広がっている校種もあります。
一次試験を通過された皆さん、本当におめでとうございます。二次試験はもう目の前です。
個人面接や模擬授業など、人物評価が中心となりますので、これまでの経験や教育への情熱を自分の言葉で伝えられるよう、万全の準備で臨んでください。
応援しています!
