「岐阜県を志望する理由は?」
「自己PRをしてください。」
「問題行動に対してどのように指導しますか?」
岐阜県教員採用試験の個人面接では、このような質問がよく聞かれています。
岐阜県の面接試験は、自己PRや志望動機から教職員としての適性や素質、人間性を総合的に評価・判断する人物重視の試験です。
単なる受け答えではなく、「考えの背景」や「教育現場でどう行動できるかという実践力」が問われるのが特徴です。
本記事では、試験概要と評価の観点、試験の流れや過去問(質問例)をくわしく紹介します。
事前にデータを把握しておけば、面接当日に何が問われ、どう評価されるかが明確になります。準備の方向性が定まり、自信を持って面接に臨めるようになります。
面接対策の進め方は以下の記事でまとめています。あわせてご覧ください。
岐阜県教員採用試験|個人面接の概要
岐阜県教員採用試験の個人面接は、第2次試験で実施されます。
試験時間は約20分間で、面接官2人による口頭試問が行われます。
| 実施形式 | 口頭試問 |
|---|---|
| 試験時間 | 20分 |
| 面接官 | 2人(民間企業人事担当者等、市町村教育委員会課長等、県教育委員会事務局、校長 等) |
| 配点 | 360点 / 1200点満点中 *高校・特別支援は300点 / 1200点満点中 |
面接以外の岐阜県教員採用試験の内容については以下の記事をご覧ください。
岐阜県教育委員会が求める教師像
岐阜県教育委員会では、求める教師像として次の3つを掲げています。
児童生徒を一人の人間として尊重し、あたたかいまなざしで寄り添う教師
誰一人悲しい思いをさせない、愛情と使命感あふれる教師像です。
いじめや不登校、友人関係のトラブル、学力不振など、児童生徒が抱える諸問題に対して適切に向き合う力が求められます。
- 児童生徒の些細な変化にも気づき、心ない言葉や行動に対して毅然とした態度で指導できる
- 児童生徒間のトラブルに対してよく話を聞き、自身が考える機会をつくり、よりよい仲間関係をつくりだせる
- 他の教員や関係機関等と協力しながら解決を図る協調性、コミュニケーション能力がある
指導方法を工夫し、児童生徒に確かな学力をつける教師
すべての児童生徒が「分かった」「できた」と実感して学ぶことができる授業をつくる力が求められます。
一方的な指導ではなく、児童生徒の姿を思い描きながら柔軟に授業を工夫する姿勢が重視されます。
- 本時で身につけるべき基礎的・基本的な内容を明確にし、児童生徒の姿を思い描きながら授業の工夫に努められる
- つまずき、悩む児童生徒に寄り添い、励ましと的確な指導・助言を行える
- 「分かった」「できた」ことへの称賛と、さらなる課題の提示を行える
幅広い教養と高い専門性をもち、常に学び続ける教師
自身の専門分野にとどまらない幅広い知識や社会的な視野を持ち、常に自身をアップデートし続ける教師像です。
教員同士の協働や、社会の変化に対応するための向上心も重要な資質の一つです。
- 児童生徒が自ら考え、解決し、行動できるように指導・助言ができる幅広い知識と教養がある
- 社会人としての良識をもち、どのような立場の人とも良好な関係を築くことができる
- 研修会への参加や同僚との交流、読書等を通して、教師としての力量を高めようとする向上心がある
これらの教員像を踏まえ、岐阜県ではどのような観点で評価が行われるのかを次で確認していきましょう。
岐阜県教員採用試験|個人面接の評価基準
岐阜県の個人面接は、岐阜県教育ビジョンに基づき、地域や子どもたちと向き合いながら「自立力」「共生力」「自己実現力」を育む教員としての適性が評価されます。
校種ごとに評価観点が定められており、それぞれの項目について10段階で評価が行われます。
小学校・中学校・養護教諭・栄養教諭
| 評価項目 | 主な評価内容 |
|---|---|
| 教育観 | ・熱意や気迫が伝わってくるか ・児童生徒に精一杯の愛情を注ぐことができそうか ・教育に対する意欲や使命感はあるか |
| 将来性 | ・学ぶ意欲があり、力量を高めようとする向上心はあるか ・物事に対して柔軟に対応することができそうか ・自身の特技を生かして貢献できる教師になれそうか |
| 態度 | ・明るさ、快活さが伝わってくるか ・身だしなみや姿勢は、教師として適切か ・頼りがいがあり、かつ謙虚に対応してくれる教師になれそうか ・気配りができる教師になれそうか |
高等学校・特別支援学校
| 評価項目 | 主な評価内容 |
|---|---|
| 明朗性 | 快活さ、情熱、清潔感 |
| 積極性 | 自信、実行力、判断力 |
| 協調性・責任感 | 使命感、信頼感 |
| 表現力 | 語調、声量、説得力 |
| 態度 | 身嗜み、礼儀正しさ、立居振舞 |
岐阜県教員採用試験|個人面接の流れ
試験当日の大まかな流れを確認しておきましょう。
集合・待機
所定の時間までに試験会場へ集合します。
受付後は控室で待機し、係員の案内や指示を待ちます。
入室・着席
順番が来たら、案内係の指示に従って面接室へ入室します。
受験番号と氏名をはっきりと伝えてから、面接官の合図で着席します。
個人面接(口頭試問)
2人の面接官による口頭試問(約20分)が行われます。
提出した書類の内容や、自己PR・志望動機、場面指導的な現場対応の質問などが幅広く問われます。
岐阜県教員採用試験|個人面接の過去問(質問例)
ここでは、実際の受験者から聞き取った岐阜県教員採用試験の過去の面接質問をまとめています。
すべての質問に完璧な回答を準備する必要はありませんが、自分の考えや経験をもとに、軸の通った答え方を意識することが大切です。
志望動機・教育観に関する質問
- 教員を目指したきっかけは何ですか。
- どんな教員になりたいですか。
- 岐阜県の教員としてやりたいことは何ですか。
- 保護者が学校に求めることは何だと思いますか。
自己理解・人物に関する質問
- 自己PRをしてください。
- 長所とその長所である根拠を言ってください。
- 大学生活について自由に述べてください。
- ボランティア活動の経験と学んだことを教えてください。
教育課題・現場対応に関する質問
- 問題行動に対してどのように指導しますか。
- 主体的な人間が減っていますが、どのようにすればよいと思いますか。
- ICTを授業にどう取り入れますか。
- 保護者対応で不安なことはありますか。
試験・勤務地に関する質問
- 併願状況を教えてください。
- 勤務地はどこでも大丈夫ですか。
ここに掲載している質問以外の準備や回答の作り方は以下の記事で解説しています。
岐阜県教員採用試験|個人面接まとめ
本記事では、岐阜県教員採用試験の個人面接について、試験内容や評価基準、過去問をまとめました。
- 個人面接は第2次試験で実施される(試験時間20分)
- 面接官2人による人物重視の口頭試問形式である
- 「教育観」「将来性」「態度」などの観点から10段階で評価される
- 岐阜県教育ビジョンに基づく「現場での実践力・対応力」が深く問われる
- 過去問を活用し、自分の経験と志望動機を一貫して伝えられるよう準備しておくことが重要である
求める教師像や評価基準を理解したうえで、今までの経験や考えを自分の言葉で、かつ岐阜県の教育方針と関連づけて伝えられるよう準備を進めてみてください。
福永面接は準備で差がつきます。早めに対策を始めましょう。
