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横浜市教員採用試験|小論文の傾向と過去5年の出題テーマ

【小論文の勉強法】|横浜市教員採用試験

横浜市教員採用試験の一次試験では、試験時間45分で800字程度を書く小論文が実施されます。

試験時間や文字数、評価基準を知らずに対策を始めてしまうと、的外れな準備になる恐れがあります。

この記事では、小論文対策を始める前に押さえておきたい以下の情報をまとめました。

  • 試験時間・文字数
  • 配点・評価基準
  • 過去の出題テーマ

試験の全体像を正しく理解し、合格に向けた方向性を整理するための資料としてご活用ください。

福永

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目次

横浜市教員採用試験の小論文

横浜市教員採用試験の小論文は、第一次選考で行われ、第二次選考で採点されます。

筆記試験では判断できない、論理的思考力や読解力、教師としての適性などを総合的に評価します。

試験時間・文字数

試験時間45分
文字数800字
問題数1題
配点100点満点
令和8年度概要

文字数は制限があり、800字以内で書かなければなりません。対する試験時間は45分です。

出題形式

出題数は1題ですが、校種によってテーマは異なります。

出題形式は、おおむね教育問題や学校教育の在り方に関する課題を扱うテーマが出題される傾向にあります。

評価基準・配点

小論文は以下の観点に沿って評価します。

基本的事項
  • 文章構成
  • わかりやすさ
  • 誤字脱字や不適切な表現
  • 字数
論文内容
  • テーマを正しく理解している
  • テーマに沿って論じている
  • 自分の考えを具体的に記述している

最終的に採点官2名の点数(100点満点)の平均点が得点になりますが、20点以下だと足切り(即不合格)です。

評価が悪くなる理由としては、テーマの把握ができていなかったり、文字数が少ない(400字以下)だったりすることが挙げられます。また、字が汚い(丁寧であればOK)、誤字脱字が多いっていうのもよくないので、注意しながら書きましょう。

過去問(出題テーマ)

ここでは、横浜市教員採用試験の小論文の過去問(テーマ)を紹介します。

出題傾向を把握し、どのようなテーマが重視されているのかを確認しましょう。

令和8年度(2025年実施)

小学校学校では、多数決などで意志決定を行ったり、「普通はこうする」というルールに基づいたりなど、意図するとしないとにかかわらず、多数派が尊重される一方で、少数派が埋没してしまう状況が生じることがあります。 あなたは学級担任として、教科の授業や学級活動において、少数派を尊重するために、どのような取組をしたいと考えるか、具体的に述べなさい。
中高「探究的な学び」の中で、特に「問いを立てる」ことは難しいとされます。生徒たちが主体的に問いを立てて学びを深めていくためには、どのような取組や工夫が必要でしょうか。あなたの考えを述べなさい。
特別支援特別支援教育においては、就学前から社会参加までの切れ目ない支援の充実が求められています。そのため、学校ではどのような取組が求められるか、具体的に述べなさい。
養護教諭養護教諭は、職務の特質から、児童生徒の心身の健康問題を発見しやすい立場にあると考えられています。では、養護教諭の職務の特質とはどのようなものでしょうか。また、その特質から、養護教諭にはどのような役割が求められているでしょうか。あなたの考えを述べなさい。

令和7年度(2024年実施)

小学校背の高さの違う三人の子どもたちが、高いフェンスの向こう側で行われている野球の試合を見たがっています。どの子にも同じ高さの踏み台を一つずつ準備した場合、いちばん背の高い子にはちょうどよく、中くらいの子には高さが少し足りなく、いちばん低い子には高さがかなり足りないといった不都合が生じます。すべての子どもが試合を見られるためには、子どもの背の高さに応じて異なった数の踏み台を準備する必要があるでしょう。あなたが小学校の学級担任だとして、上記の例のような、子どもの状況に応じて異なる指導・支援をどのように実践するか、具体的な例を示しながら論述しなさい。また、そういった指導・支援が子どもたちの不平等感や不満感に結びつかないようにするための、留意点と具体的な工夫についても述べなさい。
中高GIGA スクール構想について述べなさい。また、GIGAスクール構想を踏まえて、あなたはICTの活用にどのように取り組みますか。あなたの考えを具体的に述べなさい。
特別支援インクルーシブな社会を実現するために、「交流及び共同学習」の機会を設けて、相互に理解し尊重する態度を育成することはますます重要になってきています。特別支援学校の一員として、どのような教育活動の展開が考えられるか、あなたの考えを具体的に述べなさい。
養護教諭保健室では、児童生徒の心身の健康に関する問題の背後に、虐待や貧困、両親の不和などの様々な問題があることに気づかされることがあります。養護教諭の立場として、どのような対応が望ましいと考えるか、具体的なケースを想定して述べなさい。

令和6年度(2023年実施)

小学校「いじめのメカニズム」を踏まえたうえで、いじめが生まれない学級づくりの方法を、学年の発達段階を考慮して論じなさい。
中高オンラインを活用した授業の可能性について、どのように考えますか。基本的な考えを述べるとともに、授業での具体的な活用の例について述べなさい。
特別支援「児童生徒の調和的な発達の支援」には、ガイダンスとカウンセリングの各機能を生かした指導の充実が求められます。それぞれの趣旨を踏まえた支援をどのように進めたいと考えているか、あなた自身の考えを述べなさい。
養護教諭児童生徒が「心身の健康に関する知識・技能」を身につけることは、生涯にわたって健康な生活を送るために必要であり、養護教諭が専門性を生かしつつ中心的な役割を果たすことが期待されます。あなたは、どのように取り組んでいきたいと考えるか具体的に述べなさい。

令和5年度(2022年実施)

*全校種共通

横浜教育ビジョン2030 では、横浜の教育の方向性を以下の通り示しています。

「多様性を尊重し、つながりを大切にした教育を推進します」

多様性を尊重し、つながりを大切にしながら、次の四つの方向性に沿って施策や取組を進めます。

  • 子どもの可能性を広げます
  • 魅力ある学校をつくります
  • 豊かな教育環境を整えます
  • 社会全体で子どもを育みます

上記の方向性①~④のうち一つを選び、あなた自身のよさや強みを生かして、どのようなことに取り組みたいと考えるか、400字以上500字以内で具体的に述べなさい。

令和4年度(2021年実施)

*新型コロナウイルスの影響により実施なし。


まずは、これらのテーマを使い、時間を測って書いてみましょう。そして、添削を受けることで、現在の実力(文章構成が苦手、書けるけど知識不足など)がわかります。

あとは、その弱点を伸ばすようにすれば小論文の点数は安定してきますよ。

過去問の解説や模範解答例はこちらの記事でまとています。

小論文対策に関するFAQ

横浜市教員採用試験の小論文対策で、受験生が抱く共通の疑問にお答えしていきます。

小論文は何文字書けばいいですか?

8割以上を書くことを推奨します。

文字数が極端に少ないと、内容以前に「意欲不足」「論理展開が弱い」と判断されやすくなります。一方で、上限ギリギリまで無理に埋める必要はありません。

序論→本論①→本論②→(本論③)→結論が過不足なく収まる文字数を意識しましょう。

小論文の対策はいつから始めればいいですか?

できるだけ早く、遅くとも一次試験の勉強と同時に始めるべきです。

小論文は暗記で対応できる試験ではなく、

  • 教育観や価値観の整理
  • 論理的な構成力
  • 書いて→添削して→直す反復

が必要なため、短期間では仕上がりません

特に横浜市のように一次試験から小論文が課される自治体では、筆記試験の勉強が終わってから対策を始めると、準備不足のまま本番を迎える受験生が多くなります。

そのため、筆記対策と並行して、前年の秋〜冬頃からテーマ理解や構成練習に着手するのが理想です。

小論文の対策方法(書き方)はこちらの記事で詳しく解説しています。

模範解答はありますか?

公式の模範解答はありません。

教員採用試験の小論文では、自治体が正解となる答案を公表することはほとんどありません。

ただし、評価の観点や「評価されやすい書き方」は明確に存在します。

以下の記事では、採点基準や合格者答案を分析したうえで、学習用の模範答案を作成しています。参考にしてください。

まとめ|次にやるべきこと

横浜市教員採用試験の小論文は、やるべきことが想像しているよりも多いです。

過去問を眺めるだけでは、小論文を攻略することはできません。過去問を使って答案を作成し、その上で添削を受けることで徐々に上達します。

小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いです。答案を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じなので注意しましょう。

で、ここからどうするか。

パターン
模範解答と添削で「答え合わせ」したい人

過去10年分の全文解答と、回数無制限の個別添削が受けられるnoteを用意しました。「これで合ってる?」が全部クリアになります。

パターン
書き方のルールを基礎から固めたい人

文字数配分、構成の作り方、評価される表現。合格答案を書くための技術を解説した記事から始めましょう。

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