岡山市教員採用試験の合格を目指すうえで、多くの受験者が不安に感じているのが「個人面接」です。
- 「面接は2回あるけど、何が違うの?」
- 「どんな質問をされるのか、まったく想像がつかない」
- 「面接対策って、今日から何を始めればいいんだろう…」
このような悩みや不安を抱えていても大丈夫、すべて解決できます!
この記事では、岡山市教員採用試験の個人面接について、以下の内容を解説します
- 1次・2次試験における個人面接の目的と違い
- 過去に実際に出題された質問例とその意図
- 今日から始められる具体的な対策方法3ステップ
この記事を最後まで読んで、面接への不安を自信に変え、合格への道を切り拓きましょう。
【岡山市教員採用試験】個人面接は2回!それぞれの違いと目的を解説
岡山市の教員採用試験では、個人面接が2回あります。
「なぜ2回も面接があるのだろう?」と疑問に思うかもしれません。
まずは、1次試験と2次試験の個人面接の違いを分かりやすく解説します。
【第1次試験】教員としての「基礎力」の確認
第1次試験の個人面接は、教員としての基礎的なコミュニケーション能力を持っているかを確認します。
多くの受験者の中から、子どもや保護者の前で、社会人として適切に受け答えができるかを評価・判断します。
あなた自身の経験や考えを、分かりやすく簡潔に話すことが大切です。
| 試験時間 | 約15分間 |
|---|---|
| 面接官 | 2名 |
| 評価の観点 | コミュニケーション能力 (相手に分かりやすく話を伝える力) 社会性、協調性 (周りの人と協力できる姿勢) 主体性 (周りの人と協力できる姿勢) |
難しい質問で悩ませるより、「あなた自身がどんな人なのか」を知るための質問が多いです。明るく、元気に、ハキハキと答えることを心がけましょう。
【第2次試験】教員としての「熱意と覚悟」の確認
第2次試験の個人面接は、教員としての熱意や資質を深く確認します。
第1次試験を通過した受験者に対し、面接官は「本当に岡山市の教員として、子どもたちを任せられるか」という視点で評価・判断します。
仕事への強い使命感や、子どもたちへの愛情を、自分の言葉でしっかりと伝えることが重要です。
| 試験時間 | 約20分間 |
|---|---|
| 面接官 | 2名 |
| 評価の観点 | コミュニケーション能力 (教員にふさわしい言葉遣いや表現力) 意欲的態度、使命感 (「教員になる」という強い意志) 教育的愛情、向上心 (子どもを想う心と、学び続ける姿勢) 社会性、協調性 (保護者や同僚と連携できる力) |
あなたの「先生になりたい!」という熱い気持ちや、仕事に対する考え方が問われます。
「なぜ岡山市の先生なのか」「どんな先生になりたいのか」を、自分の言葉でしっかりと伝えられるように準備しましょう。
【岡山市教員採用試験】個人面接で聞かれた過去の質問内容
岡山市教員採用試験の個人面接では、どのような質問をされるのでしょうか。
事前に過去の質問内容を知っておけば、心の準備ができます。また、質問の意図を理解すると、自信を持って面接に臨むことができますよ。
実際に岡山市教員採用試験で聞かれた個人面接の質問内容を、第1次試験と第2次試験に分けて紹介します。
第1次試験の質問例
第1次試験では、あなたの人柄や基本的な考え方を知るための質問が多くあります。
自己分析をしっかり行い、自分の言葉で簡潔に答えられるように準備しましょう。
▼あなた自身に関する質問
- 自己PRを簡単にしてください。
- あなた自身の良い点と悪い点はどこですか。
- 周りからどのような人だと言われますか。
- 最近感動したことはありますか。
- どのようなことにストレスを感じますか。また、どうやって発散しますか。
→面接官は、あなたが自分自身を客観的に理解しているかを見ています。また、ストレスへの向き合い方を通じて、教員として困難な状況に対応できる力があるかも確認していますよ。
▼学生時代の経験に関する質問
- 部活動やサークルには所属していましたか。
- ボランティア活動は何かしていますか。
- 集団で成し遂げた経験はありますか。
→あなたが何かに打ち込んだ経験や、周りの人と協力した経験について知るための質問です。経験から何を学んだかを伝えられると評価が高まります。
▼教員という仕事に関する質問
- 教師を目指したきっかけは何ですか。
- どのような教師になりたいですか。
- 岡山市の教育をどう感じていますか。
- 教師の不祥事を防ぐにはどうすればいいですか。
→教員という仕事への熱意や考え方を確認します。「なぜ岡山市なのか」や、教員としての責任など、具体的な考えをまとめておきましょう。
▼表現力や対応力を測る質問
- 1分間スピーチをしてください。(例:「子どもの頃感動した思い出」)
- 今行ったスピーチについて、自分で良かった点と悪かった点を教えてください。
- もう一度スピーチをしてみてください。
- 今、工夫した点は何ですか。
→話す内容に加えて、突然の課題への対応力や、自身の行動を振り返り改善する姿勢を見ています。落ち着いて取り組む態度が評価されますよ。
第2次試験の質問例
第2次試験では、第1次試験よりも一歩踏み込み、「本当に岡山市の教員として働く覚悟があるか」という、あなたの本気度や資質を問う質問が増えます。
▼志望動機に関する深掘りの質問
- なぜ教師になろうと思ったのですか。
- 岡山県の教師ではなく、岡山市の教師を志望する理由は何ですか。
- どんな教師になりたいですか。
- 志望する校種・教科の教員になりたいと思ったのはいつからですか。またきっかけはなんですか。
→「先生になりたい」という気持ちが本物かどうかを確認する狙いがあります。特に「なぜ岡山市か」という問いには、岡山市の教育について調べた上で、自分の考えを明確に答える準備が不可欠です。
▼あなた自身と経験に関する質問
- 自分自身を動物に例えると何ですか。理由も教えてください。
- アルバイト経験について教えてください。その経験を教師としてどのように活かせますか。
- 今までの経験で一番きつかったことは何ですか。また、それをどう乗り越えましたか。
- リーダーシップをとった経験について教えてください。
→あなたの個性や、経験から学ぶ力を確認しています。困難を乗り越えた経験は、教員として壁にぶつかった時にどう行動できるかの指標になります。
▼働く上での覚悟に関する質問
- 勤務地の希望はありますか。
- 教育実習はどこへ行きましたか。また、実習で先生からどのようなアドバイスをもらいましたか。
- 小学校に配属になった場合、部活動の指導はできますか。土日も可能ですか。
→教員として働く上での、現実的な条件や覚悟を確認するための質問です。誠実な態度で、正直に答えましょう。
▼この他にも過去の質問項目を以下の記事でまとめています。あわせて確認しましょう。
【岡山市教員採用試験】個人面接の対策方法を3ステップで解説!
あなた「面接対策って、何から手をつければいいの?」
多くの受験者が、このような悩みを抱えています。しかし、心配はいりません。
面接対策は、正しい手順で進めれば、誰でも着実に力をつけることができますよ。
ここでは、今すぐ始められる面接対策の方法を、3つのステップに分けて解説します。
ステップ1:自己分析で経験と考えを整理する
面接は、あなた自身をアピールする場です。
まず自分自身が「何をしてきたのか(経験)」と「何を考えているのか(考え)」をハッキリとさせる必要があります。
これが自己分析の目的です。
(1)これまでの経験を書き出す
ノートやパソコンに、小学生から現在までの経験を書き出してみましょう。
- 頑張った経験(部活動、勉強、アルバイトなど)
- 困難を乗り越えた経験
- 嬉しかった経験、悔しかった経験
- リーダーシップを発揮した経験
「なぜ頑張れたのか」「どう乗り越えたのか」「その経験から何を学んだのか」を一緒に書き出すと、思考が整理されますよ。
(2)自分の「強み」と「弱み」を見つける
書き出した経験の中から、あなたの「強み」と「弱み」を探します。
- 強み:得意な分野、人から褒められる部分
- 弱み:苦手な分野、直したいと考えている部分
これらは「長所・短所を教えてください」という定番の質問に答えるための重要な土台になります。
ステップ2:情報収集で「岡山市」を研究する
次に、あなたが働くことを目指す「岡山市」について詳しく調べます。
「なぜ岡山県ではなく、岡山市の教員なのか」という質問に、説得力を持って答えるためです。
(1)岡山市が求める教師像を知る
岡山市教育委員会のホームページには、「岡山市が求める教師像」が掲載されています。
- 岡山市の教育に夢と希望をもち、使命感に燃えている人
- 子どもへの愛情をもち、自らも成長していくことができる人
- 子どもの知・徳・体のバランスのとれた力を向上できる専門的な知識・技能のある人
- 中学校区を単位とした学校園一貫教育と岡山市地域協働学校の趣旨を理解し、実践することができる人
- 社会の変化や新しい教育課題に柔軟に対応できる人
- 豊かなコミュニケーション能力、社会人としての良識をもち、他者と協調できる人
すべての回答が、このいずれかに繋がるように意識することが、面接対策の第一歩となります。
(2)岡山市の教育方針を調べる
「岡山市教育大綱」や、市の公式サイトで、岡山市が今どのような教育に力を入れているのかを調べます。
- 力を入れている分野(例:ICT教育、国際交流など)
- 教育に関する新しい取り組み
これらの情報を理解して、自分の言葉に落とし込んで語れると、非常に説得力がある回答になりますよ。
ステップ3:実践練習で「伝える力」を磨く
自己分析と情報収集で準備した内容を、実際に言葉にして伝える練習をしましょう。
頭で分かっているだけでは、面接本番でうまく話すのは難しいです…。
(1)想定問答集を作る
過去の質問例を参考に、自分なりの回答を文章で作成します。
このとき、長々と書くのではなく、結論から簡潔に書く練習をしましょう。
▼過去の質問項目を以下の記事でまとめています。
(2)声に出して話す練習をする
作成した回答を、実際に声に出して読んでみます。
時間を計りながら、「1分で自己PR」「3分で志望動機」のように、制限時間内に話す練習が効果的です。
(3)模擬面接をお願いする
これが最も重要な練習です。
大学のキャリアセンターの職員や先生、友人、家族に面接官役をお願いし、模擬面接をしてもらいましょう。
- 話し方の癖(早口、視線が泳ぐなど)
- 話の分かりやすさ
- 表情や態度
自分では気づかない点を指摘してもらえる貴重な機会です。
必ず複数回、模擬面接を経験してください。
▼教員採用試験の面接対策は以下の記事でも詳しく解説しています。あわせて確認してくださいね!
岡山市教員採用試験の個人面接で落ちないために
この記事では、岡山市教員採用試験の個人面接について、試験概要から過去問、具体的な対策方法までを解説しました。
最後に、合格を掴むために押さえておきたい重要なポイントを振り返ります。
岡山市教員採用試験の個人面接は、筆記試験では伝えられない、あなたの人柄や熱意を直接アピールする試験です。
もし一人での対策に困ったり、不安を感じたりしたときは、遠慮なく僕を頼ってください。あなたが合格できるよう、全力でサポートしますよ!
▼面接の個別コーチングは以下の記事をご覧ください。
