MENU
>noteでも有益情報を配信中!

【2026年度】熊本市教員採用試験の一次試験結果

【2026年度】 熊本市教員採用試験 一次試験の結果

熊本市教育委員会は2025年7月8日、2026(令和8)年度熊本市教員採用試験における一次試験の合格者を発表しました。

早速、今年の試験結果を紐解いていきましょう。

過去の倍率推移については、以下のまとめ記事で詳しく解説しています。
【教科別倍率】熊本市教員採用試験の実施結果

目次

【2026年度】熊本市教員採用試験の一次試験結果

まずは、全体の数字から見ていきましょう。

2026年度2025年度
志望者数510493
受験者数480474
合格者数360413
実質倍率1.31.1

今年の一次試験は、受験者数480名に対し、合格者数は360名、全体の倍率は1.3倍となりました。昨年度の1.1倍と比較すると、やや競争率が上がったことが分かります。

志願者数が昨年度より17名増加した一方で、合格者数は53名減少しました。これが倍率上昇の主な要因と考えられます。

しかし、1.3倍という数字は、全国的に見ても決して高い倍率ではありません。熊本市が引き続き多くの教員を求めている状況に変わりはないでしょう。

校種別の結果

次に、校種ごとのデータを見ていきましょう。ご自身の受験した校種の状況をしっかり確認してください。

2026(令和8)年度

校種受験者数合格者数実質倍率
幼稚園871.1
小学校1761441.2
中高共通1951481.3
高等学校661.0
養護教諭78421.9
栄養教諭17161.1

2025(令和7)年度

校種受験者数合格者数実質倍率
幼稚園19111.7
小学校1631571.0
中高共通2031751.2
高等学校331.0
養護教諭63471.3
栄養教諭23201.2

幼稚園

幼稚園は、昨年度の1.7倍から1.1倍へと大幅に倍率が下がりました

志願者数、受験者数ともに大きく減少しており、受験した方にとっては合格のチャンスが広かった年と言えそうです。

小学校

小学校は、昨年度の1.0倍から1.2倍へと倍率が上昇しました。

志願者数・受験者数は増加しましたが、合格者数が13名減少したことが影響しています。

依然として低い倍率ではありますが、少しずつ競争が戻りつつあるのかもしれません。

中高共通

中学校・高等学校も、小学校と同様に倍率が1.2倍から1.3倍へと微増しました。

受験者数は若干減少しましたが、合格者数がそれ以上に絞られた形です。

教科ごとの採用数の変動が、全体の倍率に影響を与えている可能性も考えられます。

高等学校

高等学校(商業)は、昨年度に引き続き倍率1.0倍となりました。

専門教科ということもあり、採用予定数と受験者数が見合っている状況が続いているようです。

養護教諭

養護教諭は、倍率が1.3倍から1.9倍へと急上昇しました。

今回の試験で最も変動が大きかった校種です。志願者数が大幅に増加しており、人気の高さがうかがえます。

栄養教諭

栄養教諭は、昨年度の1.2倍から1.1倍へと倍率がやや低下しました。

志願者数・受験者数が減少したことが主な要因です。

過去の倍率推移については、以下のまとめ記事で詳しく解説しています。
【教科別倍率】熊本市教員採用試験の実施結果

まとめと今後の流れ

今回の試験結果をまとめると、以下のようになります。

  • 全体倍率は1.3倍と、昨年度より微増。
  • 校種別に見ると、養護教諭の倍率が1.9倍に急上昇
  • 一方で幼稚園は1.1倍に低下し、校種による差が鮮明に。
  • 小学校、中学校・高等学校も倍率は微増傾向。

熊本市の二次試験は、論文、実技、そして模擬授業・個人面接と、人物を多角的に評価する内容となっています。

二次試験は人物重視の傾向が強まっています。熊本市がどのような教員を求めているのか(「熊本市の求める教師像」などを再確認)を深く理解し、模擬面接や模擬授業を繰り返し練習することが合格への鍵です。

自分の教育に対する情熱や考えを、自分の言葉でしっかりと伝えられるように準備を進めましょう。

二次試験日程

  • 論文・実技:7月27日(日)
  • 模擬授業・個人面接:7月28日(月)~8月1日(金)の指定日

残された時間は限られています。

一日一日を大切に、万全の対策で臨んでください!

目次