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【秋田県教員採用試験】小論文の内容と過去の出題テーマ

秋田県教員採用試験の小論文

この記事では、秋田県教員採用試験の小論文の内容と過去問(テーマ)を紹介します。

秋田県教員採用試験の小論文ってどんな試験なんだろう…?

秋田県教員採用試験の小論文はどんなテーマが出ているんだろう…。

このような疑問を解消できる記事となっているので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

秋田県教員採用試験の小論文概要

秋田県教員採用試験の小論文は、筆記試験では判断できない、論理的思考力や読解力、教師としての適性などを総合的に評価します。

まずは試験概要を紹介します。

小論文の試験概要(秋田県教員採用試験)
項目内容
実施時期第2次試験
試験時間50分
文字数600字以内
問題数1題
評価基準・内容
・文章構成
・文章表現力
配点5段階評価

小論文の過去問テーマ

秋田県教員採用試験における小論文の過去問を年度別に紹介します。出題傾向を把握し、どのようなテーマが重視されているのかを確認しましょう。

2025(令和7)年度

秋田県教員採用試験の小論文テーマ(2025年度)
校種テーマ
小・中学校変化の激しい未来を生きる児童生徒にとって、自己肯定感を育む教育が必要とされている。これからの教育を進めていくうえで、なぜ自己肯定感を育むことが必要なのか述べよ。また、児童生徒の自己肯定感を育むために、学級担任としてどのようなことに取り組むのか、志願している校種を想定して述べよ。
高等学校生徒一人一人のウェルビーイングを実現していくために、クラス担任としてどのようなことに取組んでいたいと考えますか。ウェルビーイングとはどのような概念であるのかを示し、高校生の発達段階を踏まえて、あなたの考えを600字以内で述べなさい。
特別支援特別支援学校に在籍する幼児児童生徒の「自立と社会参加」のために、どのような教育実践をしたいか、考えを述べよ。
養護教諭児童生徒を取り巻く生活環境や社会環境の急激な変化により、学校は、いじめや不登校、虐待等への様々な対応が求められる。児童生徒の心身の健康状態の変化や児童生徒のサインに対する早期発見・早期対応のために、あなたはどのような取組を行うのか、また、日頃からどのようなことを心掛けるのか、養護教諭としての役割を踏まえ、具体的に述べよ。
栄養教諭

2024(令和6)年度

秋田県教員採用試験の小論文テーマ(2024年度)
校種テーマ
小・中学校文部科学省の令和3年度調査によると、全国の小・中学校の不登校児童生徒数は24万4940人で、9年連続で増加しており、本県においても令和3年度は、1343人と過去最高を記録している。不登校児童生徒増加の背景や要因について触れつつ、自分が担任する学級に不登校児童生徒が在籍している場合どのように対応していくか、具体的な手立てについて述べよ。
高等学校生徒が、自他の人権や多様な価値観を尊重することができるようになるために、教員としてどのようなことに取り組んでいきたいと考えますか。現代社会における課題等を踏まえて、あなたの考えを600字以内で述べなさい。
特別支援特別支援学校に在籍する児童生徒の言語能力を育むためにどのような教育実践をしたいか、考えを述べよ。
養護教諭あなたが赴任したA小学校において、児童の一日あたりのスクリーンタイムについて調査したところ、このような結果であった。このデータからA小学校の課題を明らかにし、スクリーンタイム増加の要因や児童の健康に与える影響を踏まえ、養護教諭として望ましい生活習慣の確立に向けて今後どのように取り組むか具体的に述べよ。
※「スクリーンタイム」テレビの視聴やビデオゲームのために画面を見たり、スマートフォンやタブレットなどの電子機器を使ったりして過ごす時間のこと。
栄養教諭

2023(令和5)年度

秋田県教員採用試験の小論文テーマ(2023年度)
校種テーマ
小・中学校本県は、全教育活動を通して取り組む教育課題の一つにICTを活用した教育の推進を掲げています。ICTを活用した教育の推進を図るために、そのねらいを明示した上で、具体的な取組や配慮事項について、志願している校種を想定して述べなさい。
高等学校あなたは、自身の担当教科において「探究的な学び」を授業にどのように取り入れ、どのような力を生徒に身に付けさせたいと考えますか。「探究的な学び」について定義を示した上で、600字以内で述べなさい。
特別支援特別支援学校に在籍する児童生徒が、学校卒業後も自ら学び続けることができるようにするために、在学中にどのような実践をしたいか、考えを述べよ。
養護教諭養護教諭は、児童生徒の心の健康問題への支援に加え、学級担任、保護者からの相談依頼もあり、学校における心の健康問題に対して、中心的な役割を果たすことが求められています。児童生徒の心の健康問題の要因に触れ、心の健康問題のある児童生徒に対して、養護教諭としてどのように対応するのか、また日頃からどのようなことに心がけるのか、養護教諭の役割を踏まえ、600字以内で述べなさい。
栄養教諭

2022(令和4)年度

新型コロナウイルスの影響を受け、実施なし

2021(令和3)年度

新型コロナウイルスの影響を受け、実施なし

2020(令和2)年度

秋田県教員採用試験の小論文テーマ(2020年度)
校種テーマ
小・中学校本県は、特別活動における目指す児童生徒の姿の一つに、「話合いの場において多様な意見を生かして、合意形成を図ることができる。」ことを掲げています。学級活動の話合いにおいて、合意形成を図るための手順や方法についてどのように指導するのか、志願している校種を想定して述べなさい。
高等学校秋田県教育委員会では、「2019年度学校教育の指針」において、「学びの質を高めるためのICT活用の充実」を重点事項の一つに掲げています。あなたは自身の担当教科においてICT機器をどのように活用したいと考えますか。活用する際の留意事項にも言及しながら述べなさい。
特別支援平成二十九年四月に小学部・中学部、平成三十一年二月に高等部の新学習指導要領が告示された。その特色を踏まえ、どのような授業を実践したいか。考えを述べよ。
養護教諭本県の平成三十年度児童生徒ライフスタイル調査結果によると、「すっきり目が覚めた」と回答した児童生徒の割合は、学年が上がるにつれて低くなる傾向にあります。児童生徒の発達の段階を踏まえ、生活習慣の改善に向けて養護教諭としてどのように取り組むか述べなさい。
栄養教諭教科等における食に関する指導の推進に当たり、栄養教諭が果たす役割や授業への参画の仕方について、考えを述べよ。

実際に過去問で答案を書いたら、そのままにせず必ず添削を受けましょう。添削の受け方や、おすすめのサービスについては、以下の記事で詳しく解説しています。

小論文対策を始めよう!

今回は、秋田県教員採用試験における小論文の傾向過去のテーマを紹介してきました。

教採の小論文対策は、想像しているよりもやるべきことが多く、過去問を眺めるだけでは攻略できません。実際に書いてみて、課題に気づき、改善を繰り返すことで力がついていきます。

大切なのは、過去問を使って答案を書き、それを誰かに添削してもらうことです。自分では気づけない文章のクセや論理の弱さを客観的に知ることが、合格に近づく第一歩です。

小論文で不合格になる受験者の多くは、「書いたら書きっぱなし」で終わってしまっています。答案を書いて誰にも見せないのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じです。それでは上達しません。

小論文が原因で不合格にならないよう、早めに対策を始めましょう。遅くとも試験の3ヶ月前には、答案作成と添削を含めた本格的な準備を始めるのが理想です。

以上、秋田県教員採用試験の小論文対策についてのまとめでした。過去問を活用しながら、実践的なトレーニングを重ねていきましょう。

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