徳島県教員採用試験の一次試験では、試験時間80分で800字程度を書く論文審査(小論文)が実施されます。
試験時間や文字数、評価基準を知らずに対策を始めてしまうと、的外れな準備になる恐れがあります。
この記事では、論文審査(小論文)対策を始める前に押さえておきたい以下の情報をまとめました。
- 試験時間・文字数
- 配点・評価基準
- 過去の出題テーマ
試験の全体像を正しく理解し、合格に向けた方向性を整理するための資料としてご活用ください。
徳島県教員採用試験の論文検査(小論文)
徳島県教員採用試験における論文審査の内容を簡単に説明します。
試験時間・文字数
概要は次のとおりです。
| 実施日 | 第1次試験 |
|---|---|
| 試験時間 | 80分 |
| 文字数 | 800字 |
| 問題数 | 1題 |
| 配点 | 100点満点 |
文字数は制限があり、800字以内で書かなければなりません。
対する試験時間は80分なので、文字数に対する試験時間が極めて短いのが徳島県の特徴です。
評価の観点
論文審査は、「内容」と「構成」の観点から評価・採点されます。
評価の観11:内容
- 教職に対する強い意欲が読み取れるか
- 教職にふさわしい資質や能力が伺えるか
- 自分の考えや方策が備わった説得力のある論文となっているか。
- 学習指導要領のねらいや現在の教育課題が示されているか。
- 組織の一員として協働・連携して、責任を果たそうとする姿勢が示されているか
評価の観点2:構成
- 段落の構成にも配慮し、わかりやすい文章構成となっているか。
- 文法上、乱れはないか。
- 句読点の使い方は正しいか。
- 誤字、あて字、送り仮名の誤りはないか。
- 原稿用紙の正しい使い方になっているか。
最終的に100点満点で評価しますが、著しく評価が低いと即不合格です。
過去問(出題テーマ)
徳島県教員採用試験における論文審査の過去問を紹介します。
| 2024年実施 | 徳島県教育大綱(令和6年3月)では、基本方針として「個性と国際性に富み、夢と志あふれる『人材』の育成」が掲げられています。このことを踏まえ、あなたはどのような教育実践に挑戦しますか。具体的に述べなさい。 |
|---|---|
| 2023年実施 | あなたは、児童生徒や保護者から「信頼される教師」とはどのような教師だと考えますか。また、そのような教師になるために自分の強みを生かして、どのような教育実践に取り組みますか。具体的に述べなさい。 |
| 2022年実施 | あなたは、「協働力」を、どのように捉え、その力を新任教員としてどう発揮していきますか。具体的に述べなさい。 |
| 2021年実施 | あなたは、子どもたちが生きるこれからの社会をどのように捉えていますか。また、その社会を生き抜いていく子どもたちには、どんな力が必要になると考えますか。さらに、その力を育むために、どのような教育実践をしますか。具体的に述べなさい。 |
| 2020年実施 | 徳島教育大綱(令和元年8月)では、基本方針として「未知の世界に果敢に挑戦する、夢と志あふれる『人財』の育成」があげられています。このことを踏まえ、あなたはどのような教育実践をしますか。具体的に述べなさい。 |
まずは、これらのテーマを使い、時間を測って書いてみましょう。そして、添削を受けることで、現在の実力(文章構成が苦手、書けるけど知識不足など)がわかります。
あとは、その弱点を伸ばすようにすれば論文審査(小論文)の点数は安定してきますよ。
過去問の解説や模範解答例はこちらの記事でまとています。
論文審査対策に関するFAQ
徳島県教員採用試験の論文審査(小論文)対策で、受験生が抱く共通の疑問にお答えしていきます。
小論文は何文字書けばいいですか?
8割以上を書くことを推奨します。
文字数が極端に少ないと、内容以前に「意欲不足」「論理展開が弱い」と判断されやすくなります。一方で、上限ギリギリまで無理に埋める必要はありません。
序論→本論①→本論②→(本論③)→結論が過不足なく収まる文字数を意識しましょう。
小論文の対策はいつから始めればいいですか?
できるだけ早く、遅くとも一次試験の勉強と同時に始めるべきです。
小論文は暗記で対応できる試験ではなく、
- 教育観や価値観の整理
- 論理的な構成力
- 書いて→添削して→直す反復
が必要なため、短期間では仕上がりません。
特に徳島県のように一次試験から小論文が課される自治体では、筆記試験の勉強が終わってから対策を始めると、準備不足のまま本番を迎える受験生が多くなります。
そのため、筆記対策と並行して、前年の秋〜冬頃からテーマ理解や構成練習に着手するのが理想です。
小論文の対策方法(書き方)はこちらの記事で詳しく解説しています。
模範解答はありますか?
公式の模範解答はありません。
教員採用試験の小論文では、自治体が正解となる答案を公表することはほとんどありません。
ただし、評価の観点や「評価されやすい書き方」は明確に存在します。
以下の記事では、採点基準や合格者答案を分析したうえで、学習用の模範答案を作成しています。参考にしてください。
まとめ|次にやるべきこと
徳島県教員採用試験の小論文は、やるべきことが想像しているよりも多いです。
過去問を眺めるだけでは、小論文を攻略することはできません。過去問を使って答案を作成し、その上で添削を受けることで徐々に上達します。
小論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いです。答案を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じなので注意しましょう。
で、ここからどうするか。
過去5年分の全文解答と、回数無制限の個別添削が受けられるnoteを用意しました。「これで合ってる?」が全部クリアになります。
文字数配分、構成の作り方、評価される表現。合格答案を書くための技術を解説した記事から始めましょう。
倍率や試験日程、面接などの記事もあります。気になるところから読んでみてください。

